2023-11-02 コメント投稿する ▼
熱海・伊豆山復興へ 一歩踏み出した中国物産店の開店
■ 徐浩予さんの取り組み
- 店舗の開店
徐さんが開店したのは、2024年10月26日。店名は「中国物産浩予」で、熱海市清水町の商店街に位置している。観光名所である起雲閣に近いため、中国から訪れる観光客にも親しまれることを期待している。
- 取り扱い商品
店内には、徐さんの故郷である内モンゴルから取り寄せた様々な食品が並ぶ。羊肉が豊かな風味を持つ火鍋の素(税別380円)や、白キクラゲと赤インゲン豆入りのおかゆ(同260円)、タニシビーフン(同780円)など、他では見かけない珍しい食材が並んでいる。また、冷凍食品として、水ギョーザや小籠包(ショウロンポー)も販売されており、中国の本場の味が楽しめる。
- 観光地としての期待
店は観光地に近いため、中国人観光客の来店を見込んでいる。さらに、徐さんは三島市や伊東市にも出店を考えており、現在物件を探しているという。
■ 復興と未来のビジョン
徐さんがこの店を開くことになった背景には、伊豆山で経験した土石流災害の影響がある。彼は「私は伊豆山で生まれ変わった」と語り、災害後の復興に強い思いを持ち続けている。店の開店はその第一歩だ。
さらに、徐さんは伊豆山神社の近くで、3年後に旅館を開業する計画を進めている。旅館では、源頼朝にゆかりがある武士の文化や、美しい海の景色を楽しめる宿泊体験を提供する予定だ。夏の海上花火大会を眺めながらの宿泊も楽しめるようにしたいという。
徐さんの取り組みは、地域の復興を支援し、熱海に新しい風を吹き込むことを目指している。将来的には、伊豆山地区の再生に貢献し、地域全体の活性化にも繋がることが期待される。