2025-07-22 コメント投稿する ▼
沖縄選挙区で初当選の高良沙哉氏が共産党県委訪問 平和と暮らしを守る政治へ決意
高良沙哉氏が初当選後に共産党県委訪問 「平和で豊かな沖縄へ」決意新た
7月20日に投開票された参議院選挙で、沖縄選挙区(改選数1)から「オール沖縄」の代表として立候補し、与党・自民党候補らを退けて初当選を果たした高良沙哉氏が、7月22日、日本共産党沖縄県委員会を訪問し、今後の連携強化と決意を語った。
那覇市の党県委員会事務所では、鶴渕賢次県委員長代理をはじめ、那覇市議団団長の古堅茂治氏、小松直幸南部地区委員長、伊計裕子中部地区委員長、宮田菜々県青年学生部長らが応対。高良氏は支援に対する感謝を述べるとともに、「今後も連携して沖縄のために頑張りたい」と強調した。
「オール沖縄」の結束が勝因 各党連携も後押し
高良氏は、保守分裂や自民系候補との接戦を制し、玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力の象徴として当選を果たした。選挙終盤の7月14日には、日本共産党の志位和夫委員長、立憲民主党の野田佳彦代表、社民党の福島瑞穂党首らがそろって那覇市入りし、街頭演説を実施。この一体感が、票の上積みにつながったとみられる。
選対事務局長を務めた山内末子県議(てぃーだ平和ネット)もこの日同行し、「終盤での各党党首の結集が大きな弾みになった」と振り返った。支持母体の労組や市民団体との連携も着実に成果を挙げ、まさに「共闘の勝利」と言える結果となった。
次なる戦いへ 石垣市長選にも意欲
鶴渕氏は8月10日告示・17日投開票の石垣市長選挙に言及し、「一緒に次の戦いも頑張っていきましょう」と述べ、引き続き「オール沖縄」の枠組みで連携していく意思を確認した。
高良氏も「この勝利を次につなげていきたい。沖縄の未来のため、引き続き力を合わせていく」と応じ、今後も県内政治における共闘体制の強化を目指す姿勢をにじませた。
平和と暮らしを守る政治へ 市民からの期待高まる
沖縄は米軍基地問題をはじめとする平和と安全保障の課題、また観光不況や子どもの貧困といった生活課題を数多く抱えている。そうした中での「オール沖縄」の勝利は、「国との対決姿勢」だけでなく、「県民の暮らしを守る具体的な政策」が支持を得た証拠ともいえる。
「高良さんの当選で少しホッとした。沖縄の声をちゃんと国会に届けてほしい」
「一枚岩になったオール沖縄の底力を見た」
「共産や社民、立民がしっかり連携できればまだまだ勝てる」
「自民に好き勝手させないためにも、地元の声が必要だと思った」
「基地問題も生活も、国任せじゃ変わらない。沖縄から変えていくしかない」
県政を支える勢力として、今後も高良氏への期待は高まる一方だ。特に玉城デニー知事との連携を通じて、「平和で豊かな沖縄」というビジョンの実現が求められている。
また、沖縄選出の国会議員が一貫して「対話」と「現場主義」を重視する姿勢を持つことは、県外との信頼構築や観光振興、経済再生にとっても重要だ。高良氏が今後どのように国政の舞台で活動し、どのように「オール沖縄」の旗を掲げていくのか、注視が必要である。