2025-05-10 コメント: 1件 ▼
沖縄参院選2025:高良沙哉氏がオール沖縄勢力の要請で出馬表明、県民目線の政治を掲げる
高良沙哉氏、参院選出馬を正式表明
沖縄大学教授の高良沙哉氏(46)が、2025年夏の参議院選挙に向け、沖縄選挙区から出馬することを正式に表明した。那覇市で行われた記者会見で、高良氏は「県民の声を政治の真ん中に届けたい」と述べ、県民目線の政治を目指す姿勢を強調した。
高良氏は憲法学とジェンダーを専門とし、これまでも社会問題への積極的な関与で知られている。昨年12月には県民大会の共同代表を務め、平和と人権をテーマに発言を行っていた。今回の出馬表明は、オール沖縄勢力からの要請を受けてのもので、現職の辞退を受けた後に立候補が要請された経緯がある。
「日々の生活を安心して送れる社会、多様性を尊重し、差別のない平和な沖縄を実現したい」と高良氏は語り、具体的な政策については今後検討していくとした。
沖縄選挙区、主要候補者の顔ぶれ
夏の参院選沖縄選挙区には、高良氏のほか、自民党が元那覇市議の奥間亮氏(38)、参政党が琉球大学名誉教授の和田知久氏(65)を擁立。また、諸派の真喜志雄一氏も出馬を予定しており、多様な候補者が競い合う構図となっている。
高良氏は、オール沖縄勢力の支援を受けた候補として、基地問題や県民生活の向上を掲げるが、他候補もそれぞれ異なる視点から沖縄の未来を訴えている。
オール沖縄勢力、結束と挑戦
オール沖縄勢力は、辺野古新基地建設反対を掲げる市民団体や政党の連携体として知られ、今回も高良氏を支える。しかし、現職候補の辞退に伴い、勢力の結束が問われている。高良氏は「県民と共に声を上げる政治を実現する」と語るが、支持基盤の動向が注目される。
一方、れいわ新選組が独自候補の擁立を検討しており、選挙構図がさらに変化する可能性もある。オール沖縄勢力がどのように支持を固め、選挙戦を戦うかが鍵となる。
* 沖縄大学教授の高良沙哉氏が参院選沖縄選挙区から出馬を正式に表明。
* オール沖縄勢力の要請を受け、県民目線の政治を目指す姿勢を強調。
* 主要対立候補は、自民党の奥間亮氏、参政党の和田知久氏、諸派の真喜志雄一氏。
* オール沖縄勢力の結束とれいわ新選組の動向が選挙構図を左右。
今回の参院選は、基地問題、多様性の尊重、県民の生活向上などが争点となり、沖縄県民の選択が県の未来を大きく左右する重要な選挙となる見込みだ。