2026-01-24 コメント投稿する ▼
高良沙哉参院議員が「団結壊れる」とオール沖縄分裂を嘆くも限界露呈
米軍普天間飛行場の辺野古移設反対で結束してきた「オール沖縄」勢力が、深刻な内紛に陥っています。2026年1月25日、参院会派「沖縄の風」の高良沙哉参院議員と伊波洋一参院議員が那覇市内で記者会見を開き、社民党の一部が衆院沖縄2区に瑞慶覧長敏元衆院議員を擁立したことを強く批判しました。高良氏は「われわれの団結が壊れてしまう」と訴えましたが、辺野古反対だけで結集してきたオール沖縄の限界が露呈しています。
高良沙哉氏が訴える団結の危機
高良沙哉氏は1979年1月16日生まれの46歳で、那覇市出身です。北九州市立大学大学院で博士号を取得し、専門はジェンダーと憲法学です。沖縄大学教授を務め、米兵による女性暴行事件に抗議する県民大会実行委員会の共同代表も務めました。
2025年7月の参院選沖縄選挙区で、オール沖縄勢力が推す無所属の新人として出馬し、26万5203票を獲得して初当選しました。立憲民主党、共産党、社民党、沖縄社会大衆党が推薦しました。自民党公認で公明党推薦の奥間亮氏や参政党公認の和田知久氏を破りました。
選挙では消費税の減税、ガソリンの暫定税率の廃止を訴え、名護市辺野古の新基地建設の断念と那覇軍港の浦添西海岸への移設に明確に反対の立場を示しました。玉城デニー知事が選対本部長を務め、推薦する国政野党の県関係国会議員が支援しました。
しかし参院選での勝利から半年も経たないうちに、高良氏はオール沖縄の分裂という深刻な事態に直面しています。1月25日の会見で高良氏は「われわれの団結が壊れてしまう。仲間たちが分裂することにつながるので、とても残念だ」と強い懸念を表明しました。
「団結が大事って言ってたのに、結局仲間割れじゃないか」
「辺野古反対以外に共通点がないから分裂するんでしょ」
「オール沖縄って名前だけで、実態は利権の奪い合い」
「社民党も怨念みたいなことやってる場合じゃないと思う」
「高良さんの言うことも分かるけど、もう限界でしょ」
社民党の瑞慶覧氏擁立を批判
2026年2月8日投開票の衆院選沖縄2区では、社民党を昨年離党した新垣邦男衆院議員が中道改革連合から立候補する意向を示しています。オール沖縄の政党会派会議では、2区で新垣氏の支援を決めていました。
しかし社民党本部や県連の一部は、元衆院議員で南城市長も務めた瑞慶覧長敏氏を擁立しました。高良氏と伊波氏は新垣氏を支援し、「選挙戦で必ず勝ち抜く」と表明しました。
伊波氏は会見で「社民党は最終的に新垣氏を引き留めることができなかった」と述べ、瑞慶覧氏の擁立について「なんか怨念みたいなことを感じる。政党の振る舞いとしてふさわしくないのでは」と厳しく批判しました。
伊波氏は「当選に結び付けるためではなく、あくまで妨害なのかなと思う」と指摘し、「比例区への候補者擁立で収めるべきではないか」との考えを示しました。高良氏と伊波氏は「2区の取り組みに対して上部団体からの介入は慎んでほしい」と社民党本部に注文しました。
社民党が2区に候補者を擁立するのは、政党要件維持が危ぶまれるほどの党勢の縮小が背景にあります。昨年、新垣氏の離党によって社会党の結成以来初めて衆議院で議席を失いました。昨夏の参院選でも1議席にとどまり、政党要件である全国の得票率2%をわずかに上回りました。
辺野古反対だけでは団結できない現実
高良氏と伊波氏は「腹六分でまとまってきた原点に立ち返り、平和で誇りある豊かな沖縄を実現するために一致団結するべきだ」と訴えています。
オール沖縄は2014年の知事選で初当選した翁長雄志氏が、辺野古問題以外は「腹八分、腹六分で折り合う」と提唱して保革勢力を結集し誕生しました。しかし辺野古反対という単一イシューだけでは、もはや団結を維持できない現実が露呈しています。
さらに深刻なのは、中道改革連合の安住淳共同幹事長が綱領発表の際、辺野古移設を容認する発言をしたことです。安住氏はのちに「言葉足らずのところがあった」と釈明しましたが、「発言を撤回してもらわないと話にならない」と立憲民主党県議から不満が噴出しました。
新垣氏は中道改革連合から立候補する意向を示していますが、その中道改革連合の幹部が辺野古移設を容認する発言をしているのです。高良氏はこの矛盾をどう説明するのでしょうか。
辺野古移設を巡る国と県との法廷闘争は県側の敗訴で決着し、工事は着々と進んでいます。有権者にとって移設反対は現実的な政策とは映らなくなっています。名護市長選でも、辺野古反対を掲げるオール沖縄候補は3連敗しました。
党利党略で民意置き去り
社民党が沖縄2区に瑞慶覧氏を擁立するのは、新基地反対より党利を優先した判断です。福島瑞穂党首が候補者擁立に向け乗り出すなど、党中央の意向が強く働いています。
高良氏は「腹六分でまとまってきた原点に立ち返り」と訴えますが、そもそも腹六分では有権者の支持は得られません。辺野古反対だけで結集し、経済政策や生活向上策を示せないオール沖縄に、有権者は疑問を感じています。
オール沖縄は参院選では善戦していますが、暮らしに直結する首長選では連敗が続いています。高良氏が当選した2025年7月の参院選でも、投票率は過去最低を記録しました。有権者の関心は基地問題から経済問題へとシフトしています。
高良氏が訴える「一致団結」は、もはや実現不可能な幻想です。辺野古反対という看板だけで結集してきたオール沖縄は、内部対立と党利党略によって崩壊の危機にあります。
有権者が求めているのは、イデオロギーではなく生活の向上です。高良氏は「仲間たちが分裂することにつながる」と嘆きますが、辺野古反対以外に共通点がないのであれば、分裂は必然です。