2025-05-29 コメント投稿する ▼
松野明美が小泉農水相に痛烈提言!備蓄米放出と農業政策の公平性を問う
松野明美議員、小泉農水相に直球質問 備蓄米放出の是非問う
2025年5月29日の参議院農林水産委員会では、日本維新の会の松野明美参院議員が、小泉進次郎農林水産大臣に対し、米価の高騰と政府の備蓄米放出政策に関して、熱のこもった質疑を展開した。元オリンピックランナーらしい俊敏な話術とテンポの速い口調で、議場の空気を一変させた松野氏に対し、小泉大臣は終始笑顔を見せつつも真剣に答弁に臨んだ。
「オーバーペースでは?」松野氏の独特な切り口
冒頭、松野氏は「テレビをつけると大臣ばかり目立っているけど、首相の姿が見えない」と皮肉交じりに切り出し、会場の空気を和ませつつも、政府の農業政策に対する鋭い視点をにじませた。小泉氏が自ら「コメ担当大臣」を名乗ることについても、「実際には“備蓄米大臣”のよう」と軽く揶揄し、「マラソンで例えればハイペースすぎる。沿道の声に耳を傾け、ペース配分を見直してほしい」と提言した。
コメの値段は誰のため?「もっと国民目線を」
松野氏は、コメの市場価格が上昇するなかでの備蓄米放出の意義に疑問を投げかけた。「価格が高騰しているからこそ、もっと持続可能な方法で対応すべき。備蓄米を出して価格が一時的に下がっても、すぐにまた上がるのでは意味がない」と述べ、単なる価格調整策ではなく、長期的視点での農業支援を求めた。
また、松野氏は人気絵本キャラクター「コメパンマン」を例に出し、「不安を煽るのではなく、子どもたちにも親しみやすいメッセージを発信すれば、農業のイメージも変わる」と述べ、農政広報のあり方にも一石を投じた。
“アベノマスク方式”を提案 公平性に言及
備蓄米の販売が一部の業者との契約により行われている点について、松野氏は「税金で備蓄された米が一部企業の手に渡るだけでは不公平」とし、かつての「アベノマスク」のように全国民に一律で配布する方式を検討すべきだったのではと提案した。「1人5キロずつでも配れば、全国的に公平感が出たのではないか」と指摘し、政府の施策の迅速さばかりが先行していることへの懸念を示した。
これに対し、小泉大臣は「迅速な対応を最優先した。配布となると時間と人手、自治体への負担がかかる」と説明したが、松野氏の提案には一定の説得力があるとして一部理解を示した。
農業の“ヒーロー”になれるか? 若者への希望も語る
質疑の終盤、松野氏は「農林水産大臣はコメだけを見ている場合ではない。次世代の農業人材育成にも注力してほしい」と強調。米大リーグで活躍する大谷翔平選手を引き合いに、「ヒーローの姿を見て子どもたちが夢を抱くように、農業にも希望を見出せる存在が必要だ」と語った。
これを受けた小泉大臣は「要点が多すぎて頭をフル回転させながら聞いた」としつつ、「農業を志す若者が夢を持てるよう、農水省全体で取り組んでいく」と答えた。
ネット上の反応
SNSでは松野氏の熱弁に称賛や共感が相次いだ。
「松野さんの話、心に響いた。確かに備蓄米って公平じゃなかった気がする」
「スピード感ある質疑って見てて気持ちいい。政治家の本気が伝わる」
「小泉さんも悪くないけど、松野議員のほうが視点が庶民寄りだよね」
「アベノマスク方式で米配るって案、けっこうありかも」
「“農業のヒーロー”って発想、もっと広げていってほしい」
* 松野明美議員が参院農水委員会で小泉進次郎農水相に鋭くもユーモラスな質疑を展開。
* 備蓄米の不公平感や迅速すぎる放出に対して疑問を呈し、「アベノマスク方式」のような公平配布を提案。
* 農業界の担い手確保や子どもたちへの農業啓発など、政策の幅広い視点に注目が集まった。
* ネットでも「庶民感覚」「分かりやすい質問」などと高評価。