松野明美「ハグは作戦か」赤沢亮正「野暮だ」 参院委で飛び出した日米会談の舞台裏

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松野明美「ハグは作戦か」赤沢亮正「野暮だ」 参院委で飛び出した日米会談の舞台裏

日本維新の会(以下、維新)の松野明美参議院議員が、2026年3月25日の参院予算委員会で、日米首脳会談でのハグや高市・石破両政権の違いについて鋭く切り込みました。これに対し赤沢亮正経済産業大臣が「野暮だ」と一蹴する場面が話題となっています。

「ハグは作戦だったか」松野氏が核心に迫る


2026年3月19日、ワシントンのホワイトハウスで行われた日米首脳会談。高市早苗首相がホワイトハウスに到着した際、出迎えたトランプ米大統領が自らハグで歓迎し、両首脳の笑顔と和やかな雰囲気が国内外のメディアで大きく取り上げられました。

松野氏は委員会の冒頭、「一番難しい会談になるだろうという報道があったが、本当に和やかな雰囲気になった。雰囲気というのは作るものだと思っており、チームジャパンとしてかなり作戦があったのではないかと思っている」と、まずこの首脳会談を称えました。

その上で、首相が車から降りてトランプ氏の胸に飛び込む形でハグをした場面について、松野氏は「もしかしたら作戦だったのかなと感じた。チームジャパンとして作戦だったのか、首相が考えたのか、ご存知であれば教えてほしい」と、首脳会談に同席した赤沢亮正経済産業大臣に問いただしました。

松野氏は1988年のソウルオリンピック女子1万メートル日本代表を経て政界に転身し、熊本市議・熊本県議を経て2022年7月の参院選比例区で初当選した維新の参院議員です。現場での経験を踏まえたストレートな質問スタイルが持ち味で、今回も歯に衣を着せない切り込みを見せました。

赤沢氏「野暮だ」と一蹴 首相を擁護


これに対し赤沢大臣は、「首相の考えを仔細までは知らないが、首脳同士の相性がいい、馬が合うということがあると思う」と述べ、「他人からあずかり知れない、首脳同士の強い信頼関係とか相性の良さについて、ハグした時に『戦略だったか』とか、いろいろと傍から考えるのは、私からすると若干野暮だなと思う。首脳同士に任せればいいと思う」とピシャリと答えました。

赤沢氏は首相の訪米に茂木敏充外相とともに同行した閣僚のひとりです。石破茂前首相の最側近として知られ、石破政権・高市政権の両方の日米首脳会談に閣僚として同席した数少ない人物でもあります。会談に臨む首相の姿勢については「強い思いを持って、機内でもずっと準備に当たっていたことは私も感じていた。本当に国の将来をかけて全身全霊で当たったと感じている」と高市首相を力強く称えました。

「『野暮だ』って言い返す赤沢さん、なかなか面白い答弁だった」
「松野さんの質問、国民が素直に感じた疑問をそのままぶつけた感じで嫌いじゃない」
「ハグが作戦かどうか聞いて何がわかるんだと思いつつ、赤沢さんの『野暮』という一言は的を射てる気がした」
「首脳会談で和やかな雰囲気を作れたのは事実。松野さんが評価してから掘り下げる質問の仕方はうまいと思った」
「石破前首相と高市首相の違いを聞いた松野さんの質問は、誰もが気になってたことを言ってくれた」

「違いを聞く余裕はなかった」石破・高市比較に赤沢氏が答えた言葉


松野氏はさらに、石破前首相と高市首相との首脳会談の違いについても切り込みました。赤沢氏が石破政権・高市政権の両方の日米首脳会談に同席していることを踏まえ、「現場でしか分からないようなことがあれば教えてほしい」と問いました。

赤沢氏は「私が同席した3度の首脳会談は、いずれも大変な、私からすれば緊張の状態で、何か違いがあるかとか、そういう余裕があるものではない」と述べました。一方で「3度とも大変良い雰囲気で会談がなされ、トランプ大統領がわが国を大切に思ってくれている、首脳間の個人的な信頼関係が構築されていることを強く感じた」と説明し、石破氏と高市氏の比較には踏み込まない形をとりました。

日米関係の本質と「信頼」が問われる場面で


今回の松野氏の質問が引き出したのは、外交の現場においていかに首脳同士の「相性」や「信頼関係」が重要かという点です。赤沢氏が言う「野暮」という言葉は、外交上のやり取りを政治的な演出として矮小化することへの抵抗感を示したと言えます。

一方で、外交は国民の生命や経済を左右する国家の根幹です。「雰囲気が良かった」「ハグをした」という表面的な成果だけで評価されるべきでなく、具体的に何を約束し、何を守り抜いたのかを国民に説明する責任が政府にはあります。

今回の首脳会談では、ホルムズ海峡への自衛隊派遣については「法律の範囲内でできることとできないことがある」として具体的な約束は回避し、トランプ大統領が「うなずいていた」という結果に終わりました。憲法改正の議論を本格化させ、自衛隊が何をどこまでできるかを国民と国際社会に明確に示すことこそが、本物の外交力の基盤となるはずです。

ハグの「作戦」かどうかを超えて、首脳会談の真の成果が問われるのはこれからです。

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まとめ
  • 2026年3月25日の参院予算委員会で維新の松野明美参院議員が赤沢亮正経済産業大臣に日米首脳会談の舞台裏を質問
  • 松野氏は「チームジャパンとして作戦があったのでは」と首脳会談を評価しつつ、ハグが「作戦だったのか」を問いただした
  • 赤沢氏は「野暮だ。首脳同士に任せればいい」と一蹴し、高市首相の「全身全霊」を称えた
  • 松野氏は石破前首相と高市首相の首脳会談の違いも質問。赤沢氏は「そんな余裕はなかった」とかわし、比較への踏み込みを回避
  • 赤沢氏は石破政権・高市政権の両方の首脳会談に同席した閣僚であり、答弁には重みがあった
  • 今回の会談では自衛隊派遣について具体的な約束はなく「法律の範囲内」という表現にとどまった
  • 外交の「雰囲気」だけでなく、憲法改正と自衛隊の役割を国民に明確に示す必要性が改めて浮き彫りに

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2026-03-26 09:24:17(植村)

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