2025-04-16 コメント投稿する ▼
維新・梅村みずほ議員が離党届提出「人を大切にできない政党に未来はない」と不信感あらわ
維新・梅村みずほ参院議員が離党届 「人を大切にできない政党に未来はない」
日本維新の会の梅村みずほ参院議員(大阪選挙区)が、4月16日に離党届を提出していたことがわかった。梅村氏は2019年に初当選し、今夏の参議院選挙で改選を迎える予定だった。
しかし、党が実施した大阪選挙区での公認候補を決める「予備選」で次点に終わり、公認を得られなかった。これに強い疑問と不信感を抱いた梅村氏は、離党を決断した。
離党の背景にある「予備選の矛盾」
- 維新は今年の夏に向けて、大阪選挙区での候補者を決めるために党内予備選挙を実施。
- 現職の梅村氏も参加したが、わずかな票差で敗れ、党の公認候補には選ばれなかった。
- 梅村氏は、「今回のように現職がいながら予備選を行うのは異例。しかも、党幹事長が“現職がいる選挙区での予備選は今回だけ”と話しているのを聞いて、ますます納得がいかなくなった」と周囲に漏らしている。
- そのうえで、「人を大切にできない政党は、結局、国民のことも大切にできないと思った」と語り、離党の理由を明かした。
党内での立ち位置と過去の処分
- 梅村氏は2022年、維新の代表選に出馬し、馬場伸幸代表と争った経緯がある。
- また、2023年には名古屋入管でのスリランカ人女性死亡事件に関する発言が問題視され、党から半年間の「党員資格停止」処分を受けたこともあった。
- 発言内容について、党内外から「事実と異なる」「被害者への冒涜」と厳しく批判された。
今後の対応と波紋
- 梅村氏の離党届は、4月27日に開かれる維新の常任役員会で正式に受理されるかどうかが協議される予定。
- 離党によって、維新は大阪選挙区での選挙戦略の見直しを迫られる可能性がある。
- 一方で梅村氏自身の今後について、「無所属で出馬するのではないか」との憶測も広がっている。
今回の離党劇は、党のガバナンスや現職議員への対応の在り方をめぐって、党内外から疑問の声が上がるきっかけとなっている。梅村氏の動向と、維新の対応に注目が集まっている。