2025-03-23 コメント投稿する ▼
東海大・山田吉彦教授が国民民主から参院選出馬へ 海洋安全保障強化を訴え
海洋安全保障の専門家
山田氏は、海洋安全保障の専門家として知られ、産経新聞の「正論」執筆メンバーでもある。これまで、停滞している海洋政策や国境政策を前進させるため、国政への進出を検討していた。
尖閣諸島の調査活動
令和4年1月以降、山田氏は沖縄県石垣市の尖閣諸島周辺海域で3度の調査を実施。昨年4月の調査では、魚釣島の海岸に漂着するごみの増加や、ヤギによる植生食害の進行を報告し、「海洋調査は本来、政府が行うべきであり、政府が島を守らなければならない」との考えを示していた。
講演での平和維持の重要性強調
今年1月、尖閣諸島の領土編入130年を記念した講演会で、山田氏は「平和を守るために何もしないで済む時代ではない」と述べ、海洋安全保障体制の強化が必要であると強調していた。
経歴と学歴
千葉市生まれの山田氏は、学習院大学を卒業後、埼玉大学大学院を修了。銀行員を経て、日本船舶振興会(現・日本財団)で海洋グループ長などを歴任し、平成20年に東海大学の准教授に就任、翌年に教授に昇進した。また、静岡キャンパス長(学長補佐)も務めた。