大久保範夫氏、秋田知事選に立候補　冤罪解決と精神保健法改正を訴え

秋田県知事選挙に立候補した大久保範夫氏は、16年間にわたり佐竹知事による違法処分を放置されてきたと述べ、自身が抱える冤罪事件を解決するために立候補したと表明しています。大久保氏は、今回の立候補を「自分のカミングアウトであり、秋田県知事への宣戦布告だ」と強調しました。また、立候補を通じて、精神保健法の行政処分手続きが憲法に違反していることを国民に知らせ、改正を求める政治活動としての意味も込めています。

■ 立候補の背景

- 冤罪事件の解決を最優先に
大久保氏は、16年前に違法な強制入院をさせられたことが冤罪であると主張し、その名誉回復を最も重要な目標として掲げています。「私が知事になれば、この冤罪事件を解決できる」と語り、自らの名誉回復だけでなく、他の人々にも公平な手続きを求めています。

- 精神保健法の改正を訴える
また、精神保健法に基づく行政処分手続きが憲法に違反しているとし、その改正を強く求めています。「この問題は私だけのものではなく、すべての人々に関わる重要な問題だ」と語り、法的な制度改正を訴えています。

■ 支持の呼びかけ
大久保氏は、立候補を通じて、冤罪事件の解決だけでなく、行政の違法行為を告発し、社会的な問題に対して声を上げようとしています。自身の活動が県民に一時的に迷惑をかける可能性があることを理解し、「それでも、この問題を広く知ってもらうことが、最終的に県民にとっても利益になると信じている」と述べました。

■ 選挙戦に向けた決意
大久保氏は、「選挙日である4月6日までは、全力で活動を続ける」と意気込みを見せ、県民への情報提供を積極的に行う考えです。「私が違法強制入院された冤罪事件について、県民に一番よく知ってもらう方法が、この知事選に立候補することだと思った」とも語り、選挙戦を通じて問題を広く伝える覚悟を示しています。