2025-07-19 コメント投稿する ▼
石垣のり子氏陣営に暴行事件 演説中に秘書が被害、容疑者は現行犯逮捕
参院選の演説中にトラブル 立民・石垣氏の政策秘書が暴行被害 容疑者を現行犯逮捕
街頭演説中に発生した暴力 石垣氏陣営関係者が被害に
参院選宮城選挙区の街頭演説中にトラブルが発生した。18日午後7時10分ごろ、仙台市青葉区のJR仙台駅構内で、立憲民主党の現職・石垣のり子候補の政策秘書である国家公務員の男性(56)が、通行人の男に首を殴られたとして、宮城県警仙台中央署は61歳の男を暴行の現行犯で逮捕した。
逮捕されたのは、宮城県東松島市在住の佐々木晶彦容疑者。警察の取り調べに対し、「首の辺りを払いのけただけで、殴ってはいない」と容疑の一部を否認している。
現場は仙台駅の構内。選挙演説中の機材に対し、佐々木容疑者が蹴るような行為をしたことから、被害男性が呼び止め、口論となった末の暴行だったとされる。
選挙活動の安全性に懸念 候補者や支援者への暴力が相次ぐ
事件は、街頭演説という公開の場で発生したこともあり、選挙活動の安全性に改めて関心が集まっている。
特に参院選の終盤に差しかかったこの時期、各候補者が有権者との接点を増やすために街頭活動を活発化させる中、今回のような暴力事件は異例だ。石垣のり子氏の陣営はこの件について詳細なコメントを控えているが、関係者によると「本人は大きな怪我には至っていないが、極めて遺憾な事態」としている。
この事件について、市民からはさまざまな声が寄せられている。
「選挙の場で暴力なんてあってはならない。議論でこそ民主主義を守るべき」
「言論を力でねじ伏せようとする風潮は本当に危険」
「政治に対する不満があるなら、それこそ選挙で意思を示すべき」
「演説中の機材を蹴ったり暴れたり、公共の場でやることじゃない」
「誰の支持者であってもなくても、暴力に訴えるのは絶対にダメ」
石垣のり子氏への影響は? 選挙終盤に走る緊張感
石垣氏は立憲民主党の現職として再選を目指しており、宮城選挙区で自民・公明推薦候補などとの接戦が続いている。終盤戦に突入する中でのこの事件は、候補者本人はもちろん、支援者やボランティアにも大きな影響を及ぼす可能性がある。
なお、警察は引き続き、事件の経緯や背景について詳細な捜査を進めており、容疑者の動機や当時の精神状態についても慎重に調べを進めているという。
民主主義の根幹を支えるのは冷静な対話と一票
選挙戦とは、本来、有権者一人ひとりの意志を平和的に示す場である。候補者やその関係者に対する暴力行為は、民主主義そのものへの挑戦と言える。
今回の事件は、政治的不満が誤った形で噴出した一例であり、社会全体が改めて冷静さと寛容さを持って選挙に向き合う必要があることを示している。