2025-12-10 コメント投稿する ▼
中国ロシア爆撃機が四国沖太平洋まで共同飛行、木原官房長官「示威行動と捉えざるを得ない」
中ロ両国は2025年12月9日に四国沖の太平洋まで爆撃機を飛行させ、これは従来より踏み込んだ範囲での飛行であり、日本政府は強い懸念を表明しています。 中国軍とロシア軍の爆撃機計4機が2025年12月9日、東シナ海から四国沖の太平洋にかけて長距離の共同飛行を実施しました。
中ロ爆撃機が四国沖まで飛行、過去9回目の共同示威行動
中国軍とロシア軍の爆撃機計4機が2025年12月9日、東シナ海から四国沖の太平洋にかけて長距離の共同飛行を実施しました。両軍による共同飛行は2024年11月以来で9回目となりますが、今回は四国沖の太平洋まで進出するのは初めての事態となっています。
防衛省統合幕僚監部によると、同日午前から午後にかけてロシア軍の爆撃機2機が日本海から東シナ海に進出し、中国軍の爆撃機2機と合流しました。その後、両軍の爆撃機は四国沖の太平洋にかけて長距離共同飛行を実施し、沖縄本島と宮古島の間を往復する際には中国軍戦闘機4機も合流したことが確認されています。
木原稔官房長官は2025年12月10日の記者会見で、この共同飛行について強い懸念を表明しました。「両国による度重なる爆撃機の共同飛行は、我が国周辺における活動の拡大、活発化を意味するとともに、我が国に対する示威行動と捉えざるを得ない」と述べ、「まさに我が国の安全保障上重大な懸念」との認識を示しました。
領空侵犯は発生していませんが、航空自衛隊は戦闘機によるスクランブル(緊急発進)で対応しました。政府は中国・ロシア両国に対し、外交ルートを通じて安全保障上の懸念を伝達したことを明らかにしています。
「また中国とロシアが示威行動してる。日本は完全に舐められてる」
「四国沖まで来るって相当挑発的だよね。これで平和と安定とかよく言えるな」
「スクランブルばっかりで自衛隊員も大変だ。年間700回超えてるらしいじゃん」
「中ロの軍事連携が強化されてるのは明らか。日本の防衛力強化が急務」
「合同パトロールって言うけど、どう見ても威嚇飛行でしょ」
中国側は「平和と安定のため」と反論
一方、中国国防省は2025年12月10日に報道官談話を発表し、共同飛行について「年次計画に基づく合同パトロールで、地域の安全保障上の課題に共に対処し、平和と安定を守る決意と能力を示した」と主張しました。日本側の懸念表明に対する反論として、共同飛行の正当性を強調する形となっています。
中ロ両軍による爆撃機の共同飛行は2019年から始まり、今回で9回目を数えます。過去の飛行では主に日本海や東シナ海での活動が中心でしたが、今回は四国沖の太平洋まで範囲を拡大したことで、日本政府の警戒感が一層高まっています。
航空自衛隊のスクランブル負担が深刻化
近年、中国軍機とロシア軍機による日本周辺での活動は活発化の一途をたどっています。2024年度の航空自衛隊によるスクランブル回数は704回に達し、前年度から35回増加しました。このうち中国機に対するものが464回(66%)、ロシア機に対するものが237回(34%)となっており、特に沖縄県の那覇基地では411回と全体の58%を占める異常な頻度となっています。
スクランブル対応には1回あたり数千万円の費用がかかるとされ、航空自衛隊の負担は深刻化しています。パイロットや整備士の疲労蓄積、機体の消耗、燃料費の増大など、様々な問題が指摘されています。防衛省は無人機による対応も検討していますが、現段階では有人戦闘機による対応が続いている状況です。
地域情勢への影響と今後の課題
中ロ両国の軍事的連携強化は、インド太平洋地域の安全保障環境に大きな影響を与えています。両国は2024年にも日本海やオホーツク海で合同演習を実施しており、戦略的パートナーシップを深めていることは明らかです。特にウクライナ情勢を背景に、ロシアは中国との軍事協力を重視する姿勢を強めています。
日本政府は今回の事案を受けて、警戒監視態勢の強化と対領空侵犯措置の万全を期すとしています。また、日米同盟の枠組みでの対応強化や、豪州・インドなどとの安全保障協力の拡大も急務となっています。今後も中ロ両国による示威行動の継続が予想される中、日本の防衛力強化と外交的対応の両輪による対処が求められています。