2025-07-30 コメント投稿する ▼
へずまりゅう氏、日本国旗へのバツ印に怒り 「敬意を欠いた行為、先人に申し訳立たない」
“日本国旗にバツ印”写真に憤りの声
奈良市議に初当選した元ユーチューバーのへずまりゅう氏(34)が30日、自身のSNSで「日本国旗にバツ印をつけた写真」について強く抗議した。添付された写真は、渋谷駅前で参政党の街頭演説に抗議する人々によって掲げられたと見られ、SNS上で拡散されている。
へずま氏はこの投稿で「本当に腹が立つ」「日本国旗への『バツ印』は法的に問題はなくて、外国の国旗を傷つけると罪になるなんておかしい」と述べたうえで、「自国への敬意よりも他国を優先するのか。先代の方々にこんなの見せれないな」と、日本の象徴である国旗に対する行為に深い憤りを示した。
賛同の声相次ぐ 「敬意を忘れた国になってはいけない」
この投稿には多くの市民・有権者から共感の声が寄せられており、「自国への敬意」を訴える声が可視化されたかたちとなった。
「腹立って、しゃあないですね。先人に申し訳が立たない」
「ほんとそのとおり! 日本は何かにつけて緩すぎ!」
「日本を侮辱する行為。見ていて悲しい」
「自国の国旗が汚されるのは辛い」
「すごく悲しい気持ちになりました。敬意は大切」
一方、この行為が表現の自由に含まれるとの指摘も一部にはあり、議論は分かれる。ただ、へずま氏の主張には「国旗は国の誇り」という価値観に立脚した意見が多く集まっており、国民感情として無視できない反応があるのも事実だ。
市議としての活動も注目集める
へずま氏は今回の奈良市議選で3位当選を果たしたばかり。選挙期間中は、奈良公園でのシカを守るパトロール活動を行うなど地道な地域活動を展開。外国人観光客によるシカへの不適切行為に対し、現地で注意を促すなど、治安・環境の観点からも地域貢献を訴えてきた。
また、公約には「奈良公園へのごみ箱設置」「防犯カメラの増設」「メガソーラー建設反対」など、生活に密着した政策を掲げており、一定の市民支持を獲得した。
“迷惑系”から“市民代表”へ
過去には「迷惑系ユーチューバー」として世間の注目を集めたへずま氏だが、近年はそのイメージを払拭するように地方政治の現場で活動しており、「実直にやってる」「言うべきことを言ってくれる議員」として見直す声も出てきている。
一方で今回のように、保守的な価値観に基づく発言が多く、ネット上では賛否が分かれる場面も多い。だが、少なくとも市民の感情や現場感覚に寄り添った言葉を発信する姿勢には注目が集まっている。
国旗や象徴への敬意は議論の出発点に
国旗への敬意をめぐる問題は、愛国心や表現の自由、多文化共生の是非などが交差する繊細なテーマだ。へずま氏の怒りの声は、その一側面として一定の共感を呼んだ。だが、それが単なる感情論で終わるのか、建設的な社会議論へつながるのかは、今後の社会全体の成熟度にかかっている。