2025-09-25 コメント投稿する ▼
たぐちゆり氏が告発 中学校での「ライフプラン授業」は保険勧誘のようだった
投稿者である保護者のたぐちゆり氏は「娘が通う学校で、まるで保険勧誘セミナーのような授業が行われた」と強く批判している。 たぐち氏はさらに、金融教育を掲げるのであれば教師自身が責任を持って行うべきだと主張した。 加えて、文部科学省が推進する金融リテラシー教育を盾に外部講師を導入するのであれば、教育内容が営業活動に偏らない透明性が必要だと強調した。
保護者が告発「中学校の授業が保険勧誘のようだった」
練馬区立中学校で行われた「ライフプランニング教室」をめぐり、保護者のSNS投稿が注目を集めている。講師はSONY生命保険のライフプランナーで、授業は2時間にわたり実施された。投稿者である保護者のたぐちゆり氏は「娘が通う学校で、まるで保険勧誘セミナーのような授業が行われた」と強く批判している。
不安をあおる授業内容への違和感
たぐち氏によれば、授業では家族構成や年収、住宅などを仮定し、そこから将来に必要な資金を計算する形式がとられた。その結果「マイナス3000万円の借金」などの数字が示され、生徒に将来への不安を与える内容だったという。娘に感想を尋ねると「結局金ぢゃん」「不安しかない」と返ってきたといい、たぐち氏は「未来ある子どもたちの夢を削ぐような授業だった」と訴えた。
「まるで保険勧誘のセミナーのようであった」
「未来ある子どもたちの夢を削ぐようなことをしないでほしい」
「金融教育をするなら教師がやればいい」
「国の財源の仕組みを先に教えるべきではないか」
「保護者アンケートに住所や電話番号を書く必要があるのか」
金融教育と営業活動の線引き
たぐち氏はさらに、金融教育を掲げるのであれば教師自身が責任を持って行うべきだと主張した。加えて、文部科学省が推進する金融リテラシー教育を盾に外部講師を導入するのであれば、教育内容が営業活動に偏らない透明性が必要だと強調した。保護者アンケートに名前や住所、電話番号、メールアドレスを記載させる欄があったことも問題視し、「教育目的のアンケートに個人情報を細かく書かせる必要があるのか」と疑問を呈した。
求められる教育現場の中立性
今回の投稿は、金融教育の在り方に一石を投じた。学校教育に企業の専門知識を取り入れること自体は意義があるが、教育の場が保険勧誘に似た不安喚起に利用されるのであれば、本来の目的を逸脱する。教育の中立性をどう担保するかが、今後の大きな課題である。