2025-06-28 コメント投稿する ▼
あさか由香氏「声をあげれば政治は動く」学費・ケア・平和を訴え参院選へ 神奈川から変革を
“自己責任社会”を変える――神奈川選挙区に挑むあさか由香
7月の参議院選挙を前に、神奈川選挙区から立候補を予定する日本共産党のあさか由香氏が、28日、横浜・JR桜木町駅前での街頭演説で「痛みや苦しみを置き去りにする“自己責任社会”を変えたい」と力強く訴えた。
「誰もが尊厳をもって生きられる社会をつくりたい。そのために、たった一度きりの人生、一人ひとりの暮らしを何よりも大切にする政治を」と語るあさか氏の訴えに、会場には熱心に耳を傾ける多くの有権者が足を止めた。
学費ゼロアクションが実を結ぶ
あさか氏はこれまでに、県内100カ所以上で「学費ゼロ化アクション」に取り組んできた。通行人や学生の声を丁寧に聞き取り、現場の声を政策へとつなげる活動を展開。その結果、文部科学省が入学金の二重払いを軽減し、高額な入学金の抑制通知を出すに至った。
「学生の声、市民の声、共産党の国会での追及が一体となって、政治を一歩動かした」と成果を報告。「これは始まりにすぎません。本当に誰もが安心して学べる社会をつくるまで、歩みを止めない」と決意を語った。
物価高・医療・介護――暮らしを支える政治へ
街頭では、物価高に苦しむ市民の声も多く聞かれた。あさか氏は、「今必要なのは、消費税の緊急5%減税と、最低賃金の全国一律1500円化です」と明言。財源についても、「大企業や富裕層が応分の負担をすれば可能」として、具体的な構想を示した。
また、医療・介護現場の崩壊についても「ケア労働に正当な賃金を。現場に5000億円の国費投入で医療崩壊を止める」と強調。「介護のために仕事を辞める社会では、未来が持てません」と声を上げた。
平和の願い、戦争準備ではなく9条外交を
あさか氏は、県内に配備される米軍揚陸艇部隊や原子力空母についても触れ、「神奈川が戦争の前線基地にされようとしている」と警鐘を鳴らした。
「戦争の準備ではなく、9条を生かした平和外交こそが今求められている。未来ある若者たちが安心して暮らせる国をつくりたい」とし、アメリカ言いなりの軍拡路線に反対する姿勢を鮮明にした。
“共産党だからできる”政治を前に進めたい
演説には、日本共産党の志位和夫委員長も登壇。「あさかさんのように、一人ひとりの人生を何より大切にする政治家を、ぜひ国会に押し上げてください」と呼びかけた。
志位氏は、「共産党の躍進と市民との共闘で、自公政権を参院でも少数に追い込もう。あさかさんの勝利は、神奈川から政治を変える希望になる」と力を込めた。
比例候補の赤石ひろ子氏も登壇し、「女性、ケア、子育て、教育、それぞれの分野で声を上げる人たちの代表として、共産党を国会に送り出してほしい」と支援を呼びかけた。