2025-09-30 コメント投稿する ▼
自民・松山政司氏らが台湾訪問 洪水被害に義援金、防災協力と民主主義連帯を確認
松山氏は「自然災害の多い日本と台湾は助け合って乗り越えてきた歴史がある」と述べ、被災者へのお見舞いの言葉とともに防災協力の深化を訴えた。 日本と台湾は公式な国交がないが、議員交流や災害協力を通じて実質的な関係を維持してきた。 今回の訪問は、防災協力を具体的に示すと同時に、民主主義国としての連帯を強調するメッセージとなった。
自民・松山政司氏ら、台湾で義援金を手渡し
自民党の松山政司氏=参院議員会長=が率いる議員団は9月30日、台北の総統府で頼清徳氏=台湾総統=と会談した。議員団は台風18号に伴う豪雨で発生した花蓮県の洪水被害に対し、義援金の目録を手渡した。松山氏は「自然災害の多い日本と台湾は助け合って乗り越えてきた歴史がある」と述べ、被災者へのお見舞いの言葉とともに防災協力の深化を訴えた。
防災協力を深化させる日台関係
松山氏は会談で「防災分野での協力をさらに強めていきたい」と語った。日本と台湾は地震や台風など自然災害が多い地域に位置し、過去にも救援や支援を重ねてきた。今回の義援金は、こうした歴史を踏まえて連帯を強める象徴となった。議員団の行動は、災害対応における協力の実践的な形といえる。
頼氏は「日本の各界が洪水被害に深い関心を寄せていることに感謝する」と謝意を表明したうえで、「権威主義勢力の拡大に直面する中、民主主義国家は一致団結する必要がある」と強調した。防災協力に加え、政治・安全保障をめぐる連帯にも言及した発言は注目される。
超党派での訪台と外交的意味
松山氏のほか、渡辺猛之氏、上野通子氏、堀井巌氏の各参院議員が参加し、28日から30日までの日程で台湾を訪れた。議員団は洪水被害の現地状況を視察し、台湾側の防災体制の強化に日本が協力できる余地を探った。訪台は単なる支援活動にとどまらず、日台関係の信頼を再確認する外交的意味も含まれている。
日本と台湾は公式な国交がないが、議員交流や災害協力を通じて実質的な関係を維持してきた。今回の訪問はその積み重ねの一環であり、防災と民主主義の両分野で協力を深める姿勢を鮮明にした。
「日本からの迅速な支援は心強い」
「災害時に互いを助け合う姿勢が続いている」
「義援金は被災地の希望になる」
「民主主義国家同士の絆を感じる」
「中国を意識した発言も注目される」
防災協力と民主主義連帯の両立
今回の訪問は、防災協力を具体的に示すと同時に、民主主義国としての連帯を強調するメッセージとなった。災害対応での連携は、人道支援にとどまらず外交・安全保障にもつながる。松山氏らの行動は、日台関係が幅広い領域で実質的な協力を深めている現実を映し出している。