2025-11-27 コメント投稿する ▼
参政党・梅村みずほ参院議員の役職解任、豊田真由子「私を地下に閉じ込めておく気か!」騒動で組織引き締め図る
参政党の神谷宗幣代表は2025年11月26日、梅村みずほ参院議員を同党のボードメンバーから解任したと発表しました。 豊田氏は現在、参政党のボードメンバーで政調会長補佐を務めています。 党は事前に研修を実施し、個人が直接メディアの取材に応じることを禁止するガイドラインを策定していましたが、梅村氏がこれに違反したとしています。
参政党内「地下発言」騒動で梅村みずほ氏がボードメンバー解任
参政党の神谷宗幣代表は2025年11月26日、梅村みずほ参院議員を同党のボードメンバーから解任したと発表しました。解任理由は党内の情報管理に関するガイドライン違反です。この決断の背景には、豊田真由子氏との執務室を巡る発言が報道されたことで、梅村氏が週刊誌取材に応じたことが問題視されました。
神谷氏は記者会見で「泣いて馬謖を斬る」という故事を引用し、苦渋の判断だったことを強調しています。梅村氏は参院国対委員長も辞任し、今後は一議員として活動を続ける予定です。
豊田真由子氏の「私を地下に閉じ込めておく気か!」発言
騒動の発端は2025年10月に遡ります。豊田真由子氏が自身の執務スペースを党に要望した際、梅村みずほ氏が参議院議員会館地下2階の部屋を推薦したところ、豊田氏が「私を地下に閉じ込めておく気か!」と激昂したとされています。
豊田氏は現在、参政党のボードメンバーで政調会長補佐を務めています。元自民党衆院議員で厚生労働省出身の豊田氏は、2017年の秘書暴言問題で政界を離れましたが、2025年9月に参政党に政調会長補佐として復帰しました。
「豊田さん、また問題起こしたの?変わってないじゃん」
「地下なんてどこでもあることなのに、何をそんなに怒るのか理解できない」
「参政党に入ったら何か期待していたのかもしれないけど、現実は厳しいね」
「梅村さんが可哀想、ただ提案しただけなのに」
「政治家って本当にプライドが高いんだな、地下も立派な職場でしょ」
神谷代表の厳しい判断と党内ガバナンス強化
神谷宗幣代表は、梅村氏の解任について「合わせ技一本」と表現し、複数の要因が重なったことを示唆しました。具体的には、週刊誌の取材に個人として応じたことと、党内情報の管理不備が主な理由とされています。
参政党は現在、国会議員18人を擁する新興政党として急成長しており、神谷氏は「ガバナンスをしっかりと効かせる必要がある」と強調しました。党は事前に研修を実施し、個人が直接メディアの取材に応じることを禁止するガイドラインを策定していましたが、梅村氏がこれに違反したとしています。
神谷氏は「決めたルールを守らないと組織や集団は維持できない」と述べ、今回の処分は組織運営上必要だったと説明しています。梅村氏も処分を受け入れており、懲戒処分ではなく役職からの解任という形で決着しました。
参政党の組織体制と今後の影響
梅村みずほ氏は2019年の参院選で日本維新の会から初当選し、2025年4月に維新を離党して6月に参政党に入党しました。同党では「参政党の女神」とも呼ばれ、党の顔の一人として活動していましたが、今回の処分により影響力は大幅に縮小すると予想されます。
参政党のボードメンバーは神谷宗幣代表、吉川里奈副代表、安藤裕幹事長、豊田真由子政調会長補佐の4人体制となりました。安藤氏が参院国対委員長も兼任することで、党の意思決定がより幹部に集約される体制になります。
この騒動は、急成長する参政党にとって組織運営の難しさを浮き彫りにしました。神谷氏は「18人でやっていくために、しっかりとしたルール作りが重要」と述べており、今後も厳格な党内統制を維持する方針を示しています。