2025-10-15 コメント投稿する ▼
札幌市、中国大手企業「BONSKI」と提携 2030年までにスキー場の来場者116万人を目指す
特に中国からの観光客の受け入れが進むことで、現地でのウインタースポーツ人気を牽引する要素となることが期待されています。 具体的には、2030年度までに札幌市内6つのスキー場における来場者数を、現在の102万人から116万人に増加させる目標を掲げており、BONSKIとの提携がその目標達成に向けて重要な役割を果たすと考えられています。
スキー場の来場者数を2030年までに116万人に増加 札幌市、中国企業と提携へ
札幌市は、ウインタースポーツの人気が高まる中国から観光客を呼び込むため、中国の大手企業と提携することが明らかになりました。この提携により、2030年度までに札幌市内の6つのスキー場の来場者数を、現在の102万人から116万人に増加させることを目指します。
提携先となるのは、中国国内で複数の屋内スキー場を手がける「BONSKI(ボンスキー)」という大手企業です。市の幹部は、来週末に中国南部の深センを訪れ、覚書を交わす予定で、札幌市が海外企業とウインタースポーツに関する協定を結ぶのは今回が初めてとなります。
BONSKIとの提携でばんけいスキー場に外国人対応のスキースクール
札幌市は、この提携を受けて、BONSKIのインストラクターを雇用し、札幌市内のばんけいスキー場に外国人向けの常設スキースクールを開設する予定です。これにより、外国人観光客がスキーを楽しむ際に、言語の壁を超えてスムーズに指導を受けることができる環境が整備されます。特に中国からの観光客の受け入れが進むことで、現地でのウインタースポーツ人気を牽引する要素となることが期待されています。
中国市場への対応と冬季観光消費の拡大
札幌市は、2014年に中国で開催されたウインタースポーツ博覧会に出展したことをきっかけに、BONSKIとの協議を続けてきました。今回の提携は、その成果の一環として、中国のウインタースポーツ市場への本格的なアプローチを意味しています。
中国では、冬季オリンピックの開催や国内のウインタースポーツ人気の高まりにより、スキーやスノーボードといった冬のアクティビティへの関心が急速に高まっています。札幌市は、この流れに乗り、外国人観光客の受け入れ拡大を図るとともに、冬場の観光消費の増加を目指しています。具体的には、2030年度までに札幌市内6つのスキー場における来場者数を、現在の102万人から116万人に増加させる目標を掲げており、BONSKIとの提携がその目標達成に向けて重要な役割を果たすと考えられています。
今後の展望と地域経済への影響
札幌市は、ウインタースポーツ産業の拡大を通じて地域経済の活性化を図りたいとしています。特に、外国人観光客の増加によって、観光業界全体に対する需要が高まり、スキー場周辺の飲食店や宿泊施設への波及効果が期待されます。
また、スキー場の施設やサービスが充実することで、既存の観光客だけでなく、新たなターゲット層である中国人観光客の獲得にも繋がり、国際的な観光地としての位置づけが強化されるでしょう。
今後、BONSKIとの協力が進展すれば、札幌市のスキー場は国内外のウインタースポーツ愛好者にとって魅力的な目的地となり、さらなる集客力を持つことが期待されます。