2025-07-06 コメント投稿する ▼
「コメ農家の怒りが限界」共産・穀田氏が岩手で訴え 自民農政・思いやり予算に現場から反発広がる
岩手から始まる“政権転換” 穀田氏が共産比例・野党統一候補を訴え
7月6日、日本共産党の穀田恵二前衆院議員が岩手県一関市で街頭演説に立ち、比例5候補の躍進と岩手選挙区の野党統一候補・横沢たかのり氏(立憲民主党・現職)の勝利を熱く訴えた。
「参院でも自民・公明を少数に追い込もう」と力を込める穀田氏は、比例代表では元農林水産委員のはたやま和也候補を紹介。「農業のプロとして、農家の実情を知る人物を国会へ送り出したい」と呼びかけた。
特に、「農は国の基(もとい)」との立場から、自民党農政の失敗を厳しく批判。「コメ不足を招いた無責任な輸入政策、価格高騰に無策のまま放置した責任は重い」と断じた。
「農家を守れない農政って何のためにあるの?」
「コメの価格、もう庶民も買えないレベルだよ」
「農業を票田としか見てないのが自民党」
「誰が食卓を支えてるのか、もっと国会で声を上げて」
「穀田さんの“農は国の基”って言葉、沁みた」
“思いやり予算”と軍拡に怒りの声
穀田氏は演説で、自民党がトランプ政権に追従し、GDP比3.5%=20兆円もの大軍拡を進めようとしている点にも強く反発。「そんな予算があるなら、コメ農家や中小企業の支援に回すべき」と声を上げた。
さらに、日本が1978年から続けてきた米軍への「思いやり予算」――その総額は48年間で8.7兆円にもなるとし、「ここにメスを入れない限り、真の独立も、真の暮らし支援もない」と批判。共産党として、この無駄遣いの撤廃をずっと訴えてきたと力説した。
「思いやりって誰への?国民の生活には冷たいのに」
「米軍に8兆円とか、冗談でしょ?」
「コメ農家が潰れそうなのに、戦闘機には何百億」
「軍事費より農業と福祉を守ってくれ」
「思いやり予算こそ無駄の象徴。絶対見直すべき」
「共産党を伸ばさなきゃ」90歳の農家も決意
会場では、90歳のコメ農家の女性が「政治に関心なかった人も、最近は怒ってる。ここで共産党を伸ばさなきゃ」と決意を語り、拍手が起きた。また、27歳の会社員男性は「共産党は軍拡とか思いやり予算の話を一番ちゃんとしてる。友だちにも伝えたい」と語った。
こうした市民の声は、「生活が限界」「現場が無視されている」という怒りの蓄積を映し出している。
特定の層に偏らない、年齢を超えた支持の広がりが、今の共産党支持の特徴だ。
「共産党の提案に耳を傾けて」政党本位から生活本位へ
穀田氏の演説は「党の主張」ではなく、「生活者の声の代弁」として会場に響いた。消費税導入時から一貫して反対を貫いてきたこと、農政に実直に取り組んできた姿勢、そして思いやり予算に一貫してNOを突きつけてきた軌跡――それらが聴衆の心をつかんだ。
今、岩手から問われているのは、「このままで本当にいいのか」という当たり前の感覚だ。政治を「誰のためにあるのか」に引き戻す戦いが、確実に始まっている。