2025-10-04 コメント投稿する ▼
社民・服部良一が高市早苗新総裁を批判 “防衛費批判”に現実味欠くとの声
談話では防衛政策についても触れ、「どの候補も防衛費の大幅増額の見直しに言及しなかった」として、生活者視点を欠くと批判した。 服部氏は「防衛費の拡大は『防衛増税』として国民生活を直撃する」とし、「社会保障関係費の圧迫にもつながる」と懸念を示した。 しかし、政権交代を唱える前に、国民が納得できる政策の中身を示す必要がある。
社民・服部良一幹事長が高市新総裁を批判 “排外主義”指摘に現実離れの声も
社会民主党の服部良一幹事長は2025年10月4日、自由民主党総裁選挙の結果を受けて談話を発表し、高市早苗新総裁の発言内容や政策姿勢を強く批判した。談話は「首相としての資格が問われかねない重大な事態だ」として、高市氏が選挙期間中に述べた外国人犯罪や観光マナーをめぐる発言を「根拠なき真偽不明の発言」と断じた。
服部氏はさらに、「候補者全員が外国人の“規制”を訴え、『共生』が語られなかった」と主張。外国人政策の方向性について「排外主義をあおる危険がある」と懸念を示した。また、選択的夫婦別姓をめぐり、「経済界や多くの国民の期待に背いた」とも述べた。
“防衛費増額”批判に古い構図
談話では防衛政策についても触れ、「どの候補も防衛費の大幅増額の見直しに言及しなかった」として、生活者視点を欠くと批判した。服部氏は「防衛費の拡大は『防衛増税』として国民生活を直撃する」とし、「社会保障関係費の圧迫にもつながる」と懸念を示した。
ただし、こうした論調に対しては「現実を見ていない」との声も出ている。日本周辺では安全保障環境が急激に変化しており、防衛費増額はもはや“選択肢”ではなく“前提”と考える国民も多い。
「隣国の軍拡が進む中で、防衛費を減らせというのは非現実的」
「安全保障を語らずに福祉だけ強調しても、国を守れない」
「社民党は時代の変化を理解していない」
「批判よりも現実的な代案を出してほしい」
「いつまで“戦後の論理”に縛られているのか」
SNS上では、服部氏の発言を“古い政治の象徴”と見る意見も少なくない。国民の多くは、安全保障と生活の両立を求めており、単なる防衛費削減論だけでは支持を得にくい状況だ。
批判のための批判が続けば信頼は戻らない
服部氏は談話の中で「自民党の体質は変わらない」「政権交代が必要」とも述べ、野党結集による新たな政権樹立を呼びかけた。しかし、政権交代を唱える前に、国民が納得できる政策の中身を示す必要がある。現在の社民党には、経済・防衛・外交いずれの分野でも、具体的な政策提示が乏しいとの指摘が多い。
政治は理想だけでは動かない。現実を踏まえ、国を守りながら生活を支える政策を組み立てることが求められている。批判だけを繰り返す政治姿勢では、国民の信頼を回復するのは難しい。
国民が望むのは“否定”より“提案”
服部氏の談話は、自民党批判と理念的な訴えが中心だった。しかし、国民が求めているのは、誰かを非難する政治ではなく、問題を解決する政治だ。外交・防衛・経済、どの分野でも「反対」の一言では済まされない時代に入っている。
高市政権が掲げる改革路線に異論を唱えることは自由だが、代案のない批判は政治の信頼を損なうだけである。野党には、現実を直視しながら国民にとって実行可能な提案を出す責任がある。