2025-06-28 コメント投稿する ▼
小山田ともこ氏が比例代表で再始動 福島の現場から「政治を変えたい」声を背負い国会へ
小山田ともこ、比例で再始動 福島の現場から「政治を変えたい」願いを届ける
選挙区を降りても志は変わらず 比例での挑戦に覚悟
参議院選挙(7月3日公示・20日投開票)を前に、日本共産党の小山田ともこ氏が、福島選挙区での立候補を取り下げ、比例代表候補として選挙戦に挑むことを発表した。
28日、福島市内で開かれた記者会見で、日本共産党福島県委員会が明らかにした。
小山田氏は当初、福島選挙区からの立候補を予定していたが、立憲民主党福島県連からの候補一本化の申し入れを受け入れ、自ら選挙区出馬を断念。かわりに比例代表として「福島10万票」を目標に掲げ、再び県内全域を駆ける決意を語った。
「選挙区に出るか、比例に出るか。それは手段の違いであって、私は福島の声を届けるために政治に挑んでいるという原点は一切変わらない」と話す小山田氏。突然の転身にもブレのない姿勢を見せた。
県民の「変えてほしい」という声が背中を押した
小山田氏はここまで、福島県内をくまなく歩いてきた。農家の苦しみ、非正規労働者の不安、物価高に喘ぐ子育て家庭――声なき声と向き合うなかで、小山田氏が繰り返し聞いてきたのは「もう今の政治では持たない」という切実な訴えだった。
「自民党政治を変えてほしい」「生活が限界」――そうした言葉に背中を押され、小山田氏は決して安全な道ではない比例代表という舞台に再挑戦することを決めた。
「私は、選挙区に立つという立場から、比例で戦うという立場に変わりました。でも、皆さんの生活を守りたいという気持ちは、むしろ強くなっています」と語る。
「小山田さんが比例に回るのは残念だけど、その分、応援に力が入る」
「最後まで諦めない姿勢がすごい。政治家の原点を見た気がした」
「この人なら福島の声をちゃんと国会に届けてくれる」
「比例って聞いても、やることは変わらない。信頼してる」
「一本化は賢明な判断。小山田さんの潔さに感動した」
SNSでは、落胆と同時に応援の声が次々に広がっている。選挙区で直接一票を投じられないことを惜しむ声もあるが、その分「今度こそ国会へ」との期待が熱を帯びている。
比例10万票の目標 “地に足ついた選挙”で勝負
共産党福島県委員会は、小山田氏を「比例10万票の先頭に立つ存在」として位置づけている。町田和史県委員長は、「一本化は自公を少数に追い込むための戦略的な決断。小山田氏には比例で引き続き先頭に立ってもらう」と述べた。
比例選挙は全国が対象であり、候補者の顔が見えにくくなる傾向があるが、小山田氏はそれを自らの「地道な活動」で打ち破ろうとしている。
「比例だからといって、地元を離れるわけではありません。むしろ私は、福島を軸に全国に声を広げていきたい。選挙カーではなく、自分の足で現場を回りたい」と語る。
この姿勢が共感を呼び、党の垣根を超えて「小山田を通した福島の声」を求める動きも出始めている。
「自公政治を終わらせたい」 小山田氏が届ける生活者のリアル
小山田氏が政治にこだわる理由は、「誰かの生活を、誰かの尊厳を、守りたいから」だという。
「物価高で食卓の品数を減らした母親」「派遣切りにあった20代男性」「部活の遠征費が払えず、泣く子ども」――小山田氏の言葉は、いつも具体的で、顔が見える。
「私は、こうした人たちの声を無視してきた政治に我慢ができません。だから、比例でも、あらゆる手段を使って国会に行き、変えるための闘いを続けます」と訴える。
現在、自民・公明政権のもとで進むインフレ対応の鈍さ、子育て支援の乏しさ、防衛費の拡大――すべてが福島の生活者に「理不尽な形」で降りかかっていると指摘し、そうした現実に「一人でも立ち向かう」と決意を語った。
比例での当選には全国規模での得票が必要だが、小山田氏のような候補がいることで、政治と有権者の距離が少しでも縮まることは間違いない。