2026-02-22 コメント投稿する ▼
松井一郎氏が大阪都構想に厳しい見方、大阪府議会は本当に賛成なのかと疑問、3度目の挑戦は前途多難
日本維新の会元代表で大阪市長を務めた松井一郎氏が、産経新聞のインタビューで大阪都構想の3度目の挑戦について厳しい見方を示しました。維新代表の吉村洋文大阪府知事が来年4月までの任期中の実施を目指す住民投票について、全員がパッションを持って挑まないと結果は厳しくなると述べています。 松井氏は大阪府議会について、府議団も全員が本当に賛成なのかねと疑問を呈しました。吉村氏は知事というポジションにあるから府議は従わざるを得ないのではないかと指摘し、議員の本音を見抜いています。
設計図づくりは突貫工事で可能だが
松井氏は吉村氏の任期があと1年余りという状況で、都構想の設計図づくりが可能かという質問に対し、やろうと思えば突貫工事でできるでしょうと答えました。技術的には可能だという認識を示しています。
しかし松井氏は、その前に、やるのかやらないのかを決める府議会と市議会をどうするかですよと指摘しました。議会の同意を得ることが最大のハードルだという見方です。
松井氏は、維新という党の内部で設計図を検討していくならまだしも、役所の組織をフル回転させて法定協議会をつくるというならば、最終的には府議会とか市議会が同意するかどうかにかかっていると述べました。
「松井さんの言う通り、議会の同意が取れるかどうかが鍵だよね」
「府議団も全員賛成じゃないって、内部分裂してるってこと?」
「吉村知事、強引に進めようとしてるけど大丈夫なのかな」
「3度目の正直になるか、3度目の失敗になるか」
「パッションがないと厳しいって、やる気の問題じゃないでしょ」
市議団はダブル選反対、府議団も本音は?
現状で維新は大阪府議団が法定協議会設置に賛成の方向です。しかし大阪市議団とは、これから話をしていかなければならない状況にあります。
市議団は、大阪府知事と大阪市長のダブル選実施に反対しました。都構想推進に慎重な姿勢を示しており、吉村氏との溝が埋まっていません。
松井氏は府議団についても、全員が本当に賛成なのかねと疑問を呈しました。吉村氏が知事というポジションにあるため、府議は表向き賛成せざるを得ないだけではないかという見方です。
2度の住民投票で否決された都構想
大阪都構想は、2015年と2020年の2度にわたって住民投票が実施されましたが、いずれも僅差で否決されました。特に2020年の住民投票では、反対50.6%、賛成49.4%という極めて接戦でした。
2度の失敗を経て、松井氏は政界を引退しました。都構想の実現を果たせなかったことが、引退の一因とされています。
吉村氏が3度目の挑戦を目指すのは、松井氏の遺志を継ぐという意味もあります。しかし市民の反対も根強く、3度目も厳しい戦いになることが予想されます。
パッションだけでは乗り越えられない
松井氏は、全員がパッションを持って挑まないと結果は厳しくなると述べました。しかしパッション、つまり情熱だけでは住民投票で勝利することはできません。
市民に対して、都構想のメリットを具体的に示す必要があります。2度の住民投票では、都構想によって何が変わるのか、市民生活にどんな影響があるのかが十分に伝わりませんでした。
また、反対派の懸念に対しても、丁寧に答えていく必要があります。大阪市が解体されることへの不安、行政サービスの低下への懸念など、市民の声に耳を傾ける姿勢が求められます。
法定協議会設置が最初の関門
都構想を進めるには、まず法定協議会を設置する必要があります。これには大阪府議会と大阪市議会の両方の同意が必要です。
維新は府議会、市議会ともに過半数を占めています。しかし松井氏が指摘するように、維新の議員全員が本気で都構想に賛成しているわけではない可能性があります。
吉村氏の知事としての立場を利用して、府議を従わせることはできるかもしれません。しかしそれは本当の意味での賛成ではなく、表面的な同意に過ぎないでしょう。
任期1年余りで実現可能か
吉村氏の知事任期は2027年4月までです。残り1年余りで都構想の設計図を作り、法定協議会を設置し、住民投票を実施するのは、極めてタイトなスケジュールです。
松井氏が突貫工事でできると言ったのは、技術的には可能だという意味です。しかし拙速に進めれば、市民の理解を得られないまま住民投票に突入することになりかねません。
2度の失敗を経験した松井氏だからこそ、拙速な進め方には警鐘を鳴らしているのでしょう。吉村氏が任期にこだわるあまり、丁寧な議論を省略すれば、3度目も失敗する可能性が高まります。
維新内部の温度差
松井氏の発言から浮かび上がるのは、維新内部での都構想に対する温度差です。吉村氏は強い意欲を示していますが、府議団や市議団の全員が同じ熱量で取り組んでいるわけではありません。
特に市議団は、ダブル選反対で明確に吉村氏と対立しました。都構想が実現すれば、大阪市議会自体がなくなる可能性もあり、市議にとっては自らの議席を失うことになります。
このような状況で、市議団が本気で都構想を推進するとは考えにくいでしょう。松井氏の指摘は、維新内部の矛盾を突いたものと言えます。
大阪都構想の3度目の挑戦は、前途多難と言わざるを得ません。松井氏の厳しい見方が、現実のものとなる可能性は高いでしょう。
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