鶴保議員「能登で地震は運がいい」発言に怒り噴出 被災地・石川で政権への抗議広がる

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鶴保議員「能登で地震は運がいい」発言に怒り噴出 被災地・石川で政権への抗議広がる

能登地震を「運がいい」と発言 鶴保氏への怒りが金沢で噴出 被災地で広がる政権不信


「ふざけるな」の声が噴き出した金沢駅前

「運のいいことに能登で地震があった」――自民党の鶴保庸介参院予算委員長が和歌山市内の演説会で放ったこの一言が、被災地である石川県民の怒りに火をつけた。発言から数日が経った今も、その波紋は収まらず、金沢駅前では10日、日本共産党が緊急の街頭演説を実施。会場には「怒り! 怒り! 被災地・石川」「ふざけるな!」と書かれたボードを掲げた人々が集まり、通行人も足を止めて訴えに耳を傾けた。

マイクを握ったのは、参院比例候補の井上さとし氏。開口一番、「許しがたい暴言に、怒りの抗議の声を上げよう」と呼びかけると、観衆からはすぐに「そうだ!」の声が返る。鶴保氏の発言が「単なる失言では済まされない」として、「これは自民党全体の姿勢を象徴するものであり、国民の苦しみに鈍感な政権の本質が表れた」と厳しく断じた。

演説を聞いていた60代の女性は、「あんな発言が出てくること自体が、議員として失格。被災者の生活をどう考えているのか」と顔を曇らせた。

「天災の後に人災がやってくる」


井上氏はさらに、「能登地震や各地の豪雨災害は天災だが、その後の復旧・復興の遅れはまぎれもなく人災、自公政権の政治災害です」と強調。実際、能登半島では半年以上が経過しても、仮設住宅の整備遅れや医療・福祉の再建が遅々として進まず、被災者の多くが先の見えない生活に苦しんでいる。

政府が掲げる「被災地に寄り添う支援」とは裏腹に、生活再建のための給付や税減免は限定的で、現場の実情とのギャップは広がるばかりだ。井上氏は「政治の責任とは、生活を壊された人に人間らしい日常を取り戻してもらうこと。その覚悟もなく、むしろ被災を『運が良い』と捉える感覚は異常」と厳しく断罪した。

「この参院選は、被災者の怒りを政権にぶつける最大の機会です」と語り、共産党としても被災地の医療再建・生活支援に本腰を入れていくと明言した。

現場の声は政権不信と直結


会場では、多くの市民がボードを掲げて訴えに参加。中でも目立ったのは「怒り」「ふざけるな」などの言葉だった。言葉ではなく行動で示してほしいという、有権者のリアルな感情が噴き出していた。

65歳の女性は「自民党の議員は椅子にあぐらをかきすぎ。庶民の苦しみが見えていない」と憤りを口にし、「私は今回、比例は共産党に入れる。地元でも声をかけていきたい」と語った。

別の男性は、「言葉の問題だけじゃない。あの発言の背景に、被災者を"票"としか見ていない政治の構造がある」と苦言を呈し、政治家の資質と人間性に疑問を投げかけた。

ネットの声


『“運がいい”って発言、あり得なさすぎて耳を疑った』
『被災地をネタにしたような感覚、本気で終わってる』
『復興が遅いのは被災者のせいじゃなくて政治の責任』
『誰も突っ込まない党内の空気が一番こわい』
『怒って当然。こんな政権に票は入れられない』

こうした怒りや不信の声は、SNSでも拡散され続けており、与党にとっては看過できない世論のうねりになりつつある。

選挙が持つ「審判」の意味


選挙とは単なる人気投票ではない。政治家の言動に対する責任を、国民が直接問う唯一の手段だ。鶴保氏の発言は、その是非をめぐって多くの国民の感情を揺さぶった。そして、今まさに能登で、金沢で、全国で、被災地の住民がその怒りを「選挙」というかたちで可視化しようとしている。

共産党の井上候補は、「この選挙を、被災地の声が無視されない政治への転換点に」と繰り返し訴えていた。感情を吐き出すことは一時的だが、それを制度や政策に結びつける行動こそが、政治を変える力になる。

今後、与党がこの怒りにどう向き合い、どんな対応を見せるのか。能登だけでなく、すべての災害被災地にとって注視すべきテーマとなっている。

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2025-07-12 10:27:19(S.ジジェク)

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