2025-07-09 コメント投稿する ▼
井上さとし氏「消費税5%に下げよう」静岡・愛知で訴え 比例5議席目指し共産党が街頭演説
「消費税引き下げやろう」共産・井上さとし候補が静岡・愛知を駆け巡り訴え
参院選で比例代表に立候補している日本共産党の井上さとし氏が9日、静岡・愛知両県を駆け巡り、「比例は日本共産党へ」と支持を呼びかけた。消費税一律5%への減税を掲げ、「暮らしの痛みに応える政治を」と訴えた。
「物価高には消費税減税が一番」 鈴木ちか氏も共に訴え
静岡市葵区の商業施設前では、同党の鈴木ちか選挙区候補と共にマイクを握り、物価高騰に苦しむ市民に向けて「消費税の一律5%減税こそ即効性のある対策」と主張。支持者に向けては「比例で5議席を確保するため、全国からの支援が必要です」と力を込めた。
演説を聞いていた男性はこう語る。
「福祉のために消費税は必要だと思っていた。でも共産党は財源も示してるから信頼できる」
「『消費税なくせ』って叫ぶだけじゃなくて、具体策を出してる点が違う」
「財源の話をはぐらかさない姿勢は大事」
「政治家がひどすぎて何を信じていいかわからない。芯のある議員が増えてほしい」
「自分の暮らしに直結する話をしてくれる人に投票したい」
「自民党は消費税を守る政党」 国民の声はどこへ?
名古屋市での街頭演説では、井上氏が「今、国民の8割が消費税減税を望んでいる」と紹介。続けて「それでも減税しないのが自民党政治。もういい加減、私たちの声を反映する政治に変えよう」と呼びかけた。
さらに「減税はバラマキではなく、暮らしを立て直すための筋の通った政策。企業献金に頼らず、国民の声を第一に考える共産党だからこそできる」と強調した。
現場では、家計に直結する課題として、消費税の引き下げを求める市民の声が相次いだ。
「政治は変えられる」支持広がる実感
現場にいた名古屋市の67歳の女性は、「今の政治は、苦しい人の声が届いていない。消費税をなくして、暮らしが楽になる政治を実現してほしい」と語った。
共産党は今回の選挙で、消費税5%への減税に加えて、富裕層や大企業に対する税制の見直しを提案し、財源を確保するとしている。与党や他の野党と異なり、減税と財源をセットで提示する姿勢が、一部有権者の信頼を集めている。
物価高、低賃金、年金の目減りなどが市民生活を圧迫する中、「消費税に頼らない財政運営」は現実味を持ち始めている。そうした政策が票につながるかどうかが、今回の参院選の一つの注目点となりそうだ。