2025-06-14 コメント投稿する ▼
井上さとし氏「政策が光る今こそ共産党の出番」京都で訴え 核廃絶・減税・年金制度に言及
京都で演説会 井上さとし氏「国民の声、届いていない」
6月14日、京都市右京区で行われた日本共産党の演説会に、参院議員で比例代表予定候補の井上さとし氏が登壇し、迫る参院選に向けて党の政策を熱弁した。井上氏は「どの問題でも、日本共産党の政策が最も光る状況にある。しかし、それがまだ多くの国民に届いていない。語り広げていただきたい」と訴え、支持拡大を呼びかけた。
井上氏は、物価高や税負担増に苦しむ国民の現状に触れ、「生活を直撃しているのに、自民党政権は有効な対策を取れていない。今こそ共産党が示す、消費税減税や社会保障充実への政策を実現すべき時」と語気を強めた。
さらに、企業・団体献金を受け取らない同党の姿勢に言及し、「既得権に縛られない政党だからこそ、財源の使い方を国民本位に転換できる」と述べた。
石破政権の核政策を批判 「真の平和国家へ」
演説では外交・安全保障にも言及。井上氏は、「石破政権は核抑止論に固執し、日本を戦争の前線に引き込もうとしている。共産党は一貫して核兵器廃絶を訴えてきた。いまこそ真の平和外交に転換すべき時だ」と述べた。
自民党が打ち出す防衛費の大幅増額や「反撃能力」保有の方針に対しては、「外交での努力を放棄し、軍拡にひた走る政治では国民の安心は守れない」と批判。共産党の平和主義が今こそ必要だと強調した。
ただし、外交と防衛に対する過度な理想論に対しては現実性を問う声もある。中国・北朝鮮情勢が緊張を増す中で、核廃絶を唱えるだけでは足りないという現実的な懸念も根強い。
消費税減税とトランプ関税にも触れる 「家計守る政策こそ必要」
井上氏はまた、消費税減税とインフレ下の家計支援策についても言及。米国のトランプ前政権による関税政策との比較を交えながら、「グローバル企業中心の経済から、国民生活を守るための内需強化に軸足を移すべき」と主張した。
また、「消費税を減税し、逆進性の高い税制を見直すことが最優先だ。応能負担に基づいた税制改革で社会保障を支えるべき」と訴えた。これは、「ばらまき型の給付金では経済再建にならない」という立場からの主張でもあり、持続的な財源のあり方をめぐる論点としても注目される。
市民や無所属議員からも共感の声
演説会には、無所属の佐々木真由美・宇治市議や、前回の京都市長選に立候補した弁護士の福山和人氏も登壇。佐々木氏は「完全な無所属だが、一番まっとうなことを言っているのは共産党さん。今回は井上さん、倉林さんにぜひ勝ってほしい」と発言。
福山氏は「企業・団体献金を受け取らない共産党だからこそ、財源論にも筋が通る。皆さんの願いを託してほしい」と語った。
共産党の「クリーンさ」と「政策本位」の姿勢が、他党支持層や無党派層にも一定の共感を得ていることを示す場面だった。
ネットユーザーの声
「井上さんの話、説得力ある。企業献金断ってるのは本当にすごい」
「核廃絶とかきれいごとじゃなく、本気でやってる政党は共産党くらい」
「消費税減税、やる気あるのは共産党しかないのでは?」
「外交政策はもう少し現実を見てほしい気もする」
「財源の説明、もう少し深掘りしてほしい。理想だけじゃ選べない」
SNSでは、共感の声とともに「現実との整合性」を問う声も多く、共産党の政策が浸透するうえで、説明責任の重要性が浮かび上がる。
党派を超えた共感を力に変えられるか
井上さとし氏が訴える「届いていない政策を広げる」努力は、今まさに正念場を迎えている。党派の枠を超えて信頼される候補者として、自らの言葉で政策を語り抜けるかどうかが、共産党躍進の鍵を握る。理想を語るだけでなく、制度改革の現実性や外交安全保障との整合性をどう説明するかが、次の勝負となるだろう。