2025-10-12 コメント投稿する ▼
石平参院議員「尖閣・台湾は安保の根幹」 スパイ防止法の制定に意欲
日本維新の会から7月の参議院選挙で初当選した石平参院議員が、石垣市を訪問した際にインタビューに応じ、「国会議員として6年間、日本を守る仕事に全力を尽くしたい」と強い意欲を示した。 石氏は「尖閣、台湾問題は日本の安全保障の根幹。 長年の主張を「言論だけでなく政治の場で実現したい」と語った。 共に尖閣を守る」と語った。
尖閣・台湾問題「安保の根幹」 石平参院議員が決意を語る
日本維新の会から7月の参議院選挙で初当選した石平参院議員が、石垣市を訪問した際にインタビューに応じ、「国会議員として6年間、日本を守る仕事に全力を尽くしたい」と強い意欲を示した。
選挙戦で掲げた基本政策は「中国の脅威から日本を守る」。石氏は「尖閣、台湾問題は日本の安全保障の根幹。台湾有事が現実になれば、日本のシーレーンは断たれ、沖縄は最前線となる。未然に防ぐことが政治の責務だ」と語った。
尖閣諸島をめぐる懸念と政府への注文
尖閣諸島情勢については「日常的な領海侵犯が既成事実化している。領海侵犯は領土侵犯と同じ性格を持ち、侵略が常態化しているとも言える」と警鐘を鳴らした。
さらに「日本政府は自治体の努力をむしろ抑え込むことがある。国会で問題提起し、毅然とした対応を政府に求めていく」と述べ、国家の主権を守る立場を明確にした。
帰化と文化的懸念
中国・四川省出身の石氏は、外国人問題にも踏み込んだ。「帰化制度は緩く、移民政策も安易に進められている。日本の伝統や文化が壊される懸念がある」と指摘した。
その上で「古来の渡来人は日本の文化を尊重し、社会に溶け込んできた。だが今は独自の社会を築いたり、自らの価値観を押し付ける外国人もいる。ヨーロッパの二の舞になってはいけない」と危機感を示した。
スパイ防止法の制定を訴え
安全保障法制の面では、「先進国で日本だけにスパイ防止法がないのは極めて不利」と強調。超党派による早期制定を目指す考えを明らかにした。
石氏は、評論家として長年中国問題を分析してきた経験から「情報戦における脆弱性を放置すれば国家が危うくなる」と語り、国会で法整備に取り組む姿勢を見せた。
天安門事件と「精神的決別」
石氏は1989年の天安門事件が人生を変えたと振り返る。「私は民主化運動に共鳴していたが、共産党政権は若者を戦車で虐殺した。あの日を境に、中華人民共和国への愛国心は完全に絶たれた」と述べた。
事件をきっかけに日本へ渡り、帰化後は政治評論を経て国政に挑戦。長年の主張を「言論だけでなく政治の場で実現したい」と語った。
中国からの制裁と一色正春氏の起用
当選後、中国共産党政権から制裁を受けたが、「痛くもかゆくもない。むしろ私の言論活動の正しさが証明された」と述べた。
また、公設第一秘書には、2010年に尖閣諸島沖での中国船衝突映像を公開した元海上保安官の一色正春氏を起用。「職を失うリスクを顧みず日本を守った人物。共に尖閣を守る」と語った。
沖縄へのまなざし
石氏は「八重山、沖縄は日本の安全保障の最前線」と位置づけ、「人々が日々不安と隣り合わせで暮らしている。だからこそ国が責任を持って皆さんを守らなければならない」と強調した。
そして「沖縄の皆さんと共に、日本の未来を築いていきたい」と決意を新たにした。