2025-09-25 コメント投稿する ▼
石平参院議員が一色正春を公設秘書に起用 「sengoku38」と共に尖閣守る国民運動へ
日本維新の会の石平参議院議員は9月25日、元海上保安官で「sengoku38」として知られる一色正春氏を自身の公設第一秘書に起用すると明らかにした。 石平氏は「日本を守るという同じ志を持つ仲間を迎え、一緒に頑張りたい」と述べ、尖閣諸島をめぐる国民運動を共に展開する決意を示した。 匿名で「sengoku38」と名乗り公開したこの映像は、当時非公開とされていた衝突の実態を明らかにした。
石平参院議員、一色正春を公設秘書に起用
日本維新の会の石平参議院議員は9月25日、元海上保安官で「sengoku38」として知られる一色正春氏を自身の公設第一秘書に起用すると明らかにした。石平氏は「日本を守るという同じ志を持つ仲間を迎え、一緒に頑張りたい」と述べ、尖閣諸島をめぐる国民運動を共に展開する決意を示した。
石平氏は、一色氏の人物像について「日本国民への啓発を促すため映像を投稿し、職を失った。本気で日本のことを考えている人物だ」と評価した。二人は雑誌での対談などを通じて親交を深めてきたという。当初、一色氏は「一度は公職を辞した身」としてためらったが、石平氏の説得を受け入れた。石平氏は「やっと受けてくれた」と振り返り、「尖閣を守る国民運動に尽力してほしい」と期待を寄せた。
一色正春の経歴と「sengoku38」
一色正春氏は1967年に京都市で生まれ、国立富山商船高等専門学校を卒業後、海運会社勤務を経て海上保安官となった。姫路海上保安部で巡視船の航海士を務め、2010年9月、尖閣諸島沖で違法操業していた中国漁船が巡視船に衝突した事件の映像を動画サイトに投稿したことで広く知られる。匿名で「sengoku38」と名乗り公開したこの映像は、当時非公開とされていた衝突の実態を明らかにした。
当時の民主党政権は、中国の反発を受けて漁船船長を釈放し、映像も非公開とする方針を取った。だが、一色氏は「国民に真実を伝える必要がある」と考え映像を公開し、その後に辞職した。この行動は賛否を呼びつつも、大きな社会的関心を集め、著書『何かのために sengoku38の告白』などでも自身の思いを記している。
尖閣問題と国民運動の展望
石平氏は「尖閣は常に中国からの侵略の危機にさらされている。まずは国民に関心を持っていただくことが大事だ」と強調した。今回の起用は、尖閣問題を再び国民的課題として浮上させる契機となり得る。日本維新の会の中でも安全保障を重視する路線を前面に押し出す動きであり、対中姿勢を明確にする象徴的な人事といえる。
尖閣諸島をめぐる中国の動向は依然として不透明であり、海上保安庁による警戒監視が続いている。一色氏が再び国政の一端を担う形となることで、領土防衛をめぐる議論は一層注目を集めそうだ。
ネット上の反応
「尖閣を守るという言葉に心打たれた」
「sengoku38が戻ってきたのは感慨深い」
「民主党政権が非公開にした映像を公開した勇気を忘れない」
「秘書起用は評価できるが、政治の現場で何をするのか注視したい」
「中国への強いメッセージになるだろう」
一色氏の起用は、支持と期待の声とともに、政治的成果を冷静に見極めようとする意見も混じっている。