2025-02-18 コメント投稿する ▼
兵庫県百条委員長、業務妨害で県警に被害届提出へ
百条委員会、奥谷委員長が県警に被害届
兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)の奥谷謙一委員長は、18日、百条委員会の委員を「知事失職の黒幕」などと名指しする文書や、秘密会の音声データが政治団体「NHKから国民を守る党」の党首、立花孝志氏に渡り、拡散されたことにより業務に支障が出たとして、19日にも県警に偽計業務妨害容疑で被害届を出す意向を示した。
文書拡散の経緯
この問題の発端となった文書拡散について、立花氏は自身の動画で、「百条委副委員長の岸口実県議(維新の会)から文書を受け取った」と説明。しかし、岸口県議は立花氏との面会を認めたものの、「文書は渡していない」と否定し、党としても調査に乗り出すと話している。一方で、奥谷委員長は「誰が渡したか分からない」として、県警に相談を進めているという。
業務妨害の実態
奥谷委員長は、この文書がきっかけで、さまざまな動画が作成されるなどして、県議会事務局には苦情の電話が殺到。業務に支障をきたし、打ち合わせが進まなくなるなどの妨害が続いていると説明している。「知事選で何があったのかを解明し、県民にしっかりと説明する必要がある」と語り、問題解決に意欲を見せている。
過去の経緯と告訴
また、奥谷委員長は昨年11月、SNSで「奥谷氏は悪人で、告発文書を作成した元県民局長の死亡原因を隠蔽した」といった虚偽の内容を投稿されたことから、立花氏を名誉毀損で刑事告訴していた。この件についても、奥谷委員長は精神的な負担を感じていると明かしており、その後の対応に注目が集まっている。
脅迫と威力業務妨害の疑い
さらに、立花氏が自宅前で演説を行い、「家から出てこいよ」などと発言したことも問題となり、奥谷委員長は脅迫と威力業務妨害の疑いで県警に被害届を提出していた。
今後の捜査と注目点
現在、兵庫県警は立花氏を任意で事情聴取しており、今後の捜査の進展が注目されている。奥谷委員長への精神的な圧力が続く中、今後どのような結果が出るのか、県内外の関心が集まっている。