2025-09-25 コメント投稿する ▼
西郷みなこ氏がセクハラ・パワハラ被害を告発 女性政治家の尊厳と有権者モラルを訴え
れいわ新選組の政策委員、西郷みなこ氏は9月25日、自身のSNSで街頭宣伝や政治活動の現場で受けたセクハラやパワハラの実態を告発した。 西郷氏は投稿で、日本に女性政治家が少ない背景には制度の不備だけでなく「有権者のモラルの問題がある」と強調した。 西郷氏は、問題の根底には加害者が行為をセクハラやパワハラと認識していないことがあると指摘。
西郷みなこ氏、セクハラ・パワハラ被害をSNSで告発
れいわ新選組の政策委員、西郷みなこ氏は9月25日、自身のSNSで街頭宣伝や政治活動の現場で受けたセクハラやパワハラの実態を告発した。
「知らない人に抱きつかれチューを求められる」「支持者から太ももをつつかれる」「再婚予想をSNSで語られる」など具体的な事例を列挙し、「これは全て実際にあったことです。そのたびに心を削られ、回復に時間がかかります」と記した。
「日本の女性政治家の少なさはモラルの問題」
西郷氏は投稿で、日本に女性政治家が少ない背景には制度の不備だけでなく「有権者のモラルの問題がある」と強調した。
政治家や候補者は有権者に耳を傾ける立場だと認めつつも、「だからといって身体を触ったりプライベートに妄想を押し付けてよい理由にはならない」と訴えた。自身の身体の尊厳を繰り返し強調した点が特徴的である。
「乗り越えて一人前」という言説は二次加害
西郷氏は、問題の根底には加害者が行為をセクハラやパワハラと認識していないことがあると指摘。「それを乗り越えて一人前」という言説については「二次加害だ」と厳しく批判した。被害者が現場で告発できないことも多く、周囲が「今のはおかしい」と声を上げることが重要だと呼びかけた。
SNSの反応
「実際にあったことを具体的に書いた勇気に敬意を表したい」
「支持者だからといって何をしても許されるわけではない」
「女性政治家が減る原因はこうした有権者の態度にもある」
「『乗り越えて一人前』は確かに二次加害だと思う」
「周囲が声をあげなければ被害は続く。共感した」
政治参加の環境改善が不可欠
西郷氏の発信は、個人の体験を通して日本の政治文化の課題を浮き彫りにしたものだ。セクハラやパワハラが野放しのままでは、女性の政治参加は阻害され続ける。政治家自身が声を上げると同時に、有権者の意識改革と社会全体の環境改善が不可欠である。今回の告発は、候補者と市民との関係性を根本から問い直す契機となりそうだ。