2025-06-05 コメント: 1件 ▼
社民・大椿ゆうこ氏「非正規と分断の時代を変える」再選へ決起集会、全国から支持集まる
再選へ意気込み 「雇用・人権・平和」を訴え
7月20日の参院選で再選を目指す社民党副党首・大椿ゆうこ氏を応援する決起集会が、6月5日に東京・連合会館で開催された。会場には全国から支援者230人が集まり、「雇用・人権・平和」の3本柱を掲げる大椿氏に熱い声援が送られた。
大椿氏は集会で、「非正規労働を減らし、不安定な働き方を許す社会を変えたい」と力強く訴えた。さらに「格差と貧困が広がれば、人の心から余裕がなくなり、分断と差別が生まれ、やがて社会は戦争に向かう。私はその流れを絶対に止めたい」と語り、自身の経験と視点から、現代日本が抱える深刻な課題に対して行動する決意を明確に示した。
この訴えに会場は大きな拍手と共感の声に包まれ、参加者の間に強い一体感が生まれていた。
「こんなに心に響く政治家はいない。大椿さんは本気だ」
「非正規の現実を知ってるからこそ言える言葉だと思う」
「“雇用・人権・平和”って当たり前に大事なのに、今はそれすら守られていない」
応援スピーチ続々 “素通りしない民主主義”に共鳴
応援には各界から著名人が集まり、熱意あるスピーチが相次いだ。
衆院議員で社民党副党首の新垣邦男氏は、「街宣での演説は人を引きつける力がある。国会でも政府から回答を引き出す力がある人だ」と信頼を寄せた。
ジャーナリストの竹信三恵子氏は、大椿氏の国会質疑に触れ、「当たり前のことを言うのにビクビクしなければならない社会で、ズバッと本質を突ける存在」と語った。
また、被曝者団体「ひだんれん」代表の武藤類子氏やライターの和田靜香氏も登壇。「非正規、女性、障がい者、すべての“守られにくい立場”の人に寄り添う存在だ」と支持を訴えた。
特に印象的だったのはノンフィクション作家・安田浩一氏の言葉。「政治が特急列車のように突き進む中で、大椿さんは苦しむ人の前に必ず立ち止まる。彼女は“素通りしない民主主義”の象徴だ」と称賛した。
「素通りしない民主主義って、ほんとその通り」
「誰の味方なのか、言葉でなく行動で示してくれる政治家は貴重」
「一部の声ではなく、届きにくい声をちゃんと拾ってくれる」
「生活を守る政治」への期待と危機感
社民党党首・福島みずほ氏も登壇し、「安保三文書は着々と実行され、“戦争ができる国”ではなく“戦争をする国”に変わろうとしている。だからこそ、社民党が必要だ。国会には大椿ゆうこが必要だ」と語り、会場の熱気は最高潮に達した。
集会では、大椿氏の国会質問の映像も上映され、「公益通報者保護法が真に機能するには、闘う労働組合が不可欠」「憲法28条を生かすには、職場で手をつなぐ団結が必要」など、ぶれない理念と現場感覚が融合した発言に拍手が起きた。
支持者の中には、「非正規雇用が当たり前になっている今の社会を変えてくれそうなのは大椿さんしかいない」という声も多く、雇用の問題が今回の選挙での焦点となっていることがうかがえた。
「戦争を止めるのは生活者の声」 分断なき社会へ
大椿氏は「私たちの生活の不安定さが、やがて心の荒みを生み、差別と分断を助長し、社会全体が戦争に近づいていく」と警鐘を鳴らしたうえで、「自民党政治が奪ってきたものを、私たちの世代が取り戻す」と、生活と民主主義の再生を力強く宣言した。
彼女が訴える「雇用・人権・平和」は、それぞれが独立したテーマではなく、相互に結びついた社会の根幹そのものである。社民党という小さな政党から、現場の声を届け続けるこの候補に、多くの人々が希望を重ねている。