公明・斉藤代表が不信任案「堂々と否決を」 衆参ダブル選には明確に否定的姿勢

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公明・斉藤代表が不信任案「堂々と否決を」 衆参ダブル選には明確に否定的姿勢

公明党の斉藤鉄夫代表は6月9日、立憲民主党が内閣不信任決議案を提出する構えを見せていることに対し、「採決を避けず、堂々と否決すればよい」と述べた。 不信任案をめぐっては、石破政権内で「採決を待たずに衆院を解散し、総選挙に踏み切る」という案が検討されていると報じられている。

「堂々と否決を」斉藤氏が石破政権を擁護


公明党の斉藤鉄夫代表は6月9日、立憲民主党が内閣不信任決議案を提出する構えを見せていることに対し、「採決を避けず、堂々と否決すればよい」と述べた。福岡市内での講演後、記者団に対して語ったもので、与党として石破茂首相を正面から支える姿勢を改めて鮮明にした。

不信任案をめぐっては、石破政権内で「採決を待たずに衆院を解散し、総選挙に踏み切る」という案が検討されていると報じられている。これについて斉藤氏は「可決されるかどうかも分からない。不信任に値するとは思わない」と述べ、解散によって不信任案を封じる“奇策”には否定的な立場をとった。

さらに、「これまでの石破内閣の仕事を評価してくれている野党の方もたくさんいる」と語り、不信任案提出は“政治的なパフォーマンスにすぎない”という見方もにじませた。

衆参同日選挙には強く否定的


不信任案が可決されれば、衆議院の解散・総選挙が避けられない。仮にそれが7月に予定されている参議院選挙と重なれば、「衆参ダブル選挙」が実施される可能性がある。

しかし、斉藤氏はこれについて「選挙制度も争点も違う二つの選挙を同時に行うのは、民主主義の本来のあり方とは異なる。決して好ましいことではない」と語り、あらためて慎重な立場を強調した。

過去においても、公明党は一貫して衆参同日選に否定的な立場をとってきた。特に支持母体である創価学会にとって、選挙活動の分散は現場の負担増に直結するため、ダブル選には強いアレルギーがあるとされている。

「石破内閣の成果に評価」発言に波紋


斉藤氏が「石破政権を評価する野党もいる」と述べた点について、政界では一部から「楽観的すぎる」との声も上がっている。特に、物価高や減税論議の停滞、裏金問題への対応に対しては、与野党ともに厳しい視線が向けられている中での発言であり、現実との乖離を指摘する声も少なくない。

また、公明党は「与党内の調整役」としての立場を持ちながら、選挙においては常に独自の判断をしてきた政党であるだけに、今回の斉藤氏の発言は「石破政権への全面的なコミットメント」とも受け取られている。

SNSでは冷ややかな反応も


斉藤代表の発言をめぐって、SNSではさまざまな意見が飛び交った。とりわけ「堂々と否決を」とするコメントに対しては、政治的駆け引きとしての“解散カード”を牽制する意図が見え透いているとの批判も。

「斉藤さん、石破政権評価してる野党ってどこ?それ言うなら名前出して」
「ダブル選は嫌って、それは自民党の戦術次第でしょ。公明の立場は?」
「否決すればいいって、与党が数持ってるのは当たり前。問題は中身」
「なんで石破政権は解散カードちらつかせるのか。正々堂々やって」
「公明党が“慎重”って言ったら、だいたい後で押し切られるパターン」


特に、政治的駆け引きが見え隠れする石破政権の対応と、それを“是々非々”の立場で支えるとする公明党のバランス感覚には、注目と疑念が交錯している。

今後の焦点は「不信任案提出」そのものの意味


斉藤氏の発言は、政局の中で公明党がどう動くかを占う一つのバロメーターとなる。だが、最終的な焦点は、立憲民主党などが本当に内閣不信任案を提出するか、またその際に石破政権が“解散”という一手に出るかどうかにかかっている。

斉藤氏が語る「堂々と否決」が現実となるのか。それとも、石破政権が国会の場を避けて一気に選挙戦へ雪崩れ込むのか。衆参ダブル選という巨大な政治イベントをめぐって、永田町はいよいよ緊張感を増している。

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2025-06-09 17:01:11(キッシー)

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