2025-02-07 コメント投稿する ▼
斉藤鉄夫代表、調布市で多摩川治水対策プロジェクトを視察
「多摩川緊急治水対策プロジェクト」は、2019年の台風第19号(令和元年東日本台風)による甚大な被害を受け、多摩川流域の治水対策を強化するため、国や関係自治体が連携して取り組んでいる。主な対策として、河道掘削、堤防整備、樹木伐採、堰の改築などが挙げられる。
視察では、河道掘削の現場が確認された。国土交通省の担当者によれば、流域全体で約139万トンの土砂が取り除かれ、調布市の石原水位観測所付近では約60センチの水位低下が見込まれるという。
斉藤代表は、同プロジェクトの財源として、公明党が強力に推進してきた「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」の予算が充てられていることを確認し、地域住民の安全・安心を守るため、「国と地方のネットワークを生かし、治水対策を推進する」と語った。
また、調布市内では、大丸用水堰の改築工事が進行中である。この工事は、2021年度から渇水期(秋~春)のみ行われており、2024年度も継続して実施されている。工事は2025年度までの完了を予定している。
「多摩川緊急治水対策プロジェクト」は、以下の3つの柱で構成されている。
・被害の軽減に向けた治水対策の推進(河川における対策)
・地域が連携した浸水被害軽減対策の推進(流域における対策)
・減災に向けた更なる取組の推進(ソフト施策)
これらの取り組みにより、多摩川流域の治水対策が強化され、地域住民の安全・安心が確保されることが期待されている。