2025-04-26 コメント投稿する ▼
東京都議選2025板橋区:竹内愛候補が住民と共に挑む 激戦区で共産党の議席継承へ
都議選2025 板橋区:政党の命運を懸けた大激戦
東京都議会議員選挙・板橋区(定数5)では、主要政党が候補者を擁立し、10人が立候補を予定している。特に注目されているのが、日本共産党から立候補予定の竹内愛氏(48)。長年板橋区議を務め、住民目線の政治を貫いてきた人物だ。
竹内氏はこれまで区議として6期21年の実績を積み上げてきた。学校給食費の無償化や医療費無料化の拡大、学校体育館のエアコン設置など、区民の生活向上に取り組んできたことが評価されている。今回の都議選では、現職の徳留道信都議の議席を引き継ぐべく、再び住民の信頼を得ようと奮闘している。
竹内愛氏:住民とともに動く姿勢
竹内氏は「物価高騰から暮らしを守るために消費税を5%に引き下げるべき」と訴えている。また、大企業や富裕層に応分の負担を求める財源論も明確にし、「共産党は国民の暮らしを支える政党だ」とアピールしている。
選挙戦では街頭に立ち、シールアンケートを実施。そこには「景気が悪く、自民党を応援してきたけど、今度は共産党を応援しようかな」という声も寄せられた。さらに、UR高島平団地の再開発問題では、住民の意見を反映させるため、国交省やURに要請書を提出。住民とともに動き、実際に声を届けている。
同団地に住む男性は「竹内さんは住民の声をしっかり聞き、一緒に動いてくれる人。だからこそ、ぜひ都議に当選してほしい」と期待を寄せている。
大激戦の板橋区:各政党の思惑と対立
板橋区選挙区は、竹内氏のほかにも、自民党現職の松田やすまさ氏と河野ゆうき氏、公明党現職のかまた悦子氏、立憲民主党現職の宮瀬英治氏、国民民主党新人の高沢一基氏など、各党が候補を擁立。まさに政党選択が問われる選挙となっている。
自民党は裏金問題で逆風を受け、現職同士での激しい争いが予想される。国民民主党は勢いを見せているものの、政策面での違いは小池百合子都知事とつながりが深いことから見えにくい。小池都政を支える自民党現職の一人も「相対した政策をちゃんと持っているのは共産党だけ」と話す。
一方、竹内氏は「生活に直結する政策を訴え、住民の声を都政に届ける」と強調し、地元に根ざした活動を続けている。
勝敗のカギは「竹内愛」の魅力を広げられるか
共産党板橋地区委員会の佐々木健市委員長は「竹内さんは区議時代の実績は抜群だが、客観的に考えれば、まだ7番手」と冷静に分析。区議時代の活動範囲を超えて、竹内氏の名前と実績をどれだけ広げられるかが、選挙結果を左右するという。
佐々木氏は「共産党の政策の価値と、竹内さんの魅力を有権者に伝えきれるかがカギだ」と強調している。
激戦の板橋区で、竹内愛氏がどこまで支持を広げられるか。都民の選択が注目される。