2025-06-17 コメント投稿する ▼
【北区都議選】せいの恵子氏が“街壊し再開発”に異議 暮らしと平和を守る新人候補に期待集まる
せいの恵子氏が北区で猛追 “街壊し再開発”と対峙する新人候補の決意
東京都議会議員選挙が最終盤に差し掛かる中、北区から立候補している日本共産党の新人・せいの恵子氏が有権者の関心を集めている。定数3を8人が争う激戦区で、せいの氏は「暮らしと街を壊す開発優先の政治を止めたい」と、地域密着型の政策を掲げて連日街頭に立っている。
17日には赤羽駅前で街頭演説を行い、共産党委員長・志位和夫氏の応援を受けながら、「当落線上での戦いです。暮らしを守る都政に転換するため、最後の最後まで支持を広げてください」と熱く訴えた。
「街壊しは許さない」赤羽再開発に住民目線で反対
せいの氏が強く反対しているのが、赤羽駅東口周辺で計画されている大規模再開発だ。高さ100メートル級のタワーマンションが3棟建設される計画の裏で、地元に親しまれてきた居酒屋街「せんべろエリア」が丸ごと姿を消すおそれがある。
「北区らしさ、赤羽の人情味、昭和から続く町の温もり。それを潰してまで、誰のための高層ビルを建てるのか。私は“街壊し”には絶対にNOを言います」
開発を進める自民・公明・都民ファースト・維新などに対し、せいの氏は住民合意を無視した「一方通行の都市計画」と厳しく批判。税金が“超高額タワマン”建設に使われる現状に、「このままでは東京は“住めない街”になってしまう」と警鐘を鳴らす。
「せいのさんの言葉には生活の匂いがある。机上じゃない」
「赤羽の“せんべろ文化”を残したい。再開発ありきは違う」
ヤングケアラーの支援制度を実現した実績
新人とはいえ、せいの氏の政策実現力には定評がある。北区議時代には、まだ注目度が低かった「ヤングケアラー」問題をいち早く取り上げ、行政に支援体制の強化を訴えてきた。
「中学生が家族の介護を担って学校にも行けない現実を、私は議会で初めて問いかけました。支援員の配置、啓発リーフレットの作成という形で、行政を動かしてきました」
“自己責任”という言葉で切り捨てられがちな現代社会において、「公が果たすべき役割を、私は都政でも貫きたい」と語る。
「ヤングケアラーに光を当ててくれたのは、せいのさんだけだった」
「バラマキではなく減税を」経済対策に現実路線
経済政策についても、せいの氏は現場目線を大切にする。「選挙のたびに出てくる一時的な給付金では、暮らしはよくならない。今こそ消費税を5%に下げて、毎日の買い物を楽にすべき」と語り、消費税減税を強く訴えている。
とくにインボイス制度に対しては、「個人事業主やフリーランスが苦しめられている。制度を廃止し、安心して仕事が続けられる環境を都政から整えていく」と主張。経済的な支援を“配る”のではなく、“奪わない”という考え方に、多くの共感が寄せられている。
「減税って、こういう人が言ってくれると説得力ある」
さらに、介護事業所の経営実態についても、せいの氏は地元での調査を重ねてきた。現場の悲鳴を都に届け、北区でも独自支援を実現させたいと語る姿に、支援者の期待は大きい。
「住める東京、平和な東京」新人候補に託された願い
せいの氏が掲げる三つの重点公約は、①都政としての賃上げ、②医療・介護の危機打開、③“住み続けられる東京”の実現。いずれも、現場での声を吸い上げた結果だ。
さらに外交・平和の分野でも、せいの氏は「日本が米国の後追いで軍拡を進めることは、暮らしと平和の両方を壊す道だ」とし、憲法9条に基づいた対話外交を強調。「声を上げる人がいる限り、政治は変えられる。その先頭に私が立ちます」と力強く語った。
元公明党副委員長の二見伸明氏も応援に駆けつけ、「今の政治に足りないのは、せいのさんのような“人の痛みに敏感な政治家”だ」と語った。