【都議選2025】杉並区の原田あきら氏が「逆立ち政治を変える」清潔で暮らし重視の訴え広がる

2025-06-17 コメント投稿する ▼

「逆立ち政治を杉並から変える」原田あきら氏が訴える都議選の核心

東京都議会議員選挙が最終盤を迎える中、杉並区から再選を目指す日本共産党の現職・原田あきら氏が、生活に根ざした都政の転換を訴えて街頭に立っている。6月17日には田村智子委員長が応援に入り、「清潔でぶれない共産党の原田さんを、今こそ都議会に再び」と支持を呼びかけた。

定数6をめぐる杉並区は、無所属や保守勢力も含めた混戦模様。原田氏は、大企業と富裕層を優遇し、庶民には増税と負担を押し付ける現状を「逆立ち政治」と痛烈に批判し、「いま必要なのは、都民の暮らしを真正面から支える政治だ」と力強く語っている。

「都民の暮らしが後回しにされている」矛盾に怒りの訴え

原田氏はこの日、杉並区内で開かれた街頭演説で、「都民の暮らしは物価高で疲弊しているのに、都政は大企業や再開発にばかりお金をつぎ込んでいる」と指摘。さらに、「富裕層には減税、大企業には補助金、そのツケを都民が背負わされている。これが“逆立ち政治”の実態だ」と批判した。

都内の小中学校や図書館、公務職場で働く人たちが非正規で雇われ、短期契約で雇い止めされる実態にも触れ、「公が率先して働き方を壊していてどうする。東京は、真っ先に人に投資すべきだ」と語った。

「原田さんの言う“逆立ち政治”ってまさに今の東京の姿」
「再開発よりも給料上げてほしい。話を聞いて胸に響いた」

現場の矛盾に寄り添いながら、原田氏は一貫して「清潔な政治」の必要性を強調。「ぶれない、忖度しない、利害に流されない。共産党だからこそできる政治がある」と、党派を超えた支援を呼びかけた。

杉並から始まる“暮らしファースト”の政治へ

原田氏が掲げる政策の柱は、①賃上げ支援、②医療・介護の支え直し、③住み続けられる東京づくりの3つ。中でも、保育士や図書館職員など公務職場で働く非正規の専門職に焦点をあて、「都が率先して安定雇用とまともな賃金を保障すべき」と訴える。

さらに、民間企業での賃上げについても「中小企業に助成を行えば、賃上げは可能になる。岩手や群馬などでは実現している。東京がやらない理由はない」と、実例を挙げて説得力をもって語った。

「中小企業支援で賃上げ実現って、ちゃんと調べてるのが信頼できる」

田村智子委員長も応援演説で、「原田さんは杉並の都政を地に足のついた形で支えてきた。大企業優先ではなく、暮らし優先の都政に変えるために、再び都議会へ」とエールを送った。

無所属乱立の中で“ぶれない政治”に期待集まる

杉並区の選挙戦は、無所属候補が乱立し、支持の分散が予想されている。そんな中、原田氏は「政治が誰のためにあるのか」を繰り返し問うことで、地元の有権者に直接語りかけている。

「自分のことは後回しにしても、誰かを支えることに力を注ぐ――そんな政治があってもいいじゃないですか」

この言葉に足を止める人も多く、演説後には握手を求める人が列をなした。