2025-09-16 コメント投稿する ▼
三原じゅん子氏、小泉進次郎農相を全面支援へ 自民党総裁選で「全身全霊でお支えする」と表明
三原氏は昨年の総裁選でも小泉氏の推薦人を務めており、継続的な支援を明言した形だ。 16日には神奈川県連会長として三原氏のセミナーに出席し、講演の中で「昨年の総裁選では三原先生が毎日のように励ましのメールをくれた」と感謝を述べた。 いずれにしても、今回の総裁選は自民党が「泥舟政権」との批判を払拭できるかどうかの試金石となる。
小泉進次郎氏の出馬と三原氏の支援
自由民主党(自民党)の総裁選(2025年9月22日告示、10月4日投開票)に向け、こども政策担当相の三原じゅん子氏が小泉進次郎農林水産相を全面的に支援する姿勢を鮮明にした。16日夜、横浜市内で自身の政経セミナーを開催し「私は前回と変わらず、小泉大臣を全身全霊でお支えする」と語った。三原氏は昨年の総裁選でも小泉氏の推薦人を務めており、継続的な支援を明言した形だ。
三原氏はあいさつの中で「こども政策や若者政策に力を入れる候補こそ、これからの日本を築いていく存在だ」と述べ、若い世代の声を反映させるリーダー像を求めた。そのうえで「自民党を立て直し、日本の明日に期待を持ってもらえる国づくりに、小泉大臣と共に取り組む」と強調した。
小泉氏の神奈川での動き
小泉氏は13日に地元横須賀市で支援者や地方議員に向け、自身の出馬の意向を表明していた。16日には神奈川県連会長として三原氏のセミナーに出席し、講演の中で「昨年の総裁選では三原先生が毎日のように励ましのメールをくれた」と感謝を述べた。陣営から「候補者をほめすぎるな」という指示があったなか、唯一励まし続けた存在が三原氏だったと明かし「そうした支えが今の自分をつくった」と語った。講演後には両者が固く握手し、協力体制を内外に示した。
「小泉さんの挑戦を応援したい。自民党を変えてほしい」
「世代交代の流れが強まっていると感じる」
「三原氏の支援表明で流れが決まるかもしれない」
「泥舟政権にしがみつくより、新しいリーダーを選ぶべきだ」
「期待より政策論争を深めるべきだと思う」
総裁選をめぐる情勢
今回の総裁選は石破茂首相・自民党総裁の後任を選ぶ構図の一部として注目されている。岸田文雄前総理の退任後、党内の求心力は弱まり、各派閥や若手議員の動きが流動化している。小泉氏は地方組織に一定の支持を持ち、若年層からの人気も高い。一方で、経験や政策遂行力への懸念も指摘されており、党内の賛否は分かれる。
党内では減税や憲法改正、安全保障政策などをめぐる論点が中心になるとみられる。特に給付金より減税を優先するべきとの意見や、スパイ防止法制定を急ぐべきだという声が強まっており、候補者の立場が注視される。インボイス制度の廃止や海外援助のあり方なども焦点であり、総裁選は単なる人気投票ではなく政策の分岐点となる。
三原氏支援の意味と今後の展望
三原氏の支援表明は、単なる地元のつながりにとどまらない。自民党内でこども政策を担当する立場から、将来世代への投資や人口減少問題への対応を重視する姿勢を示すものでもある。小泉氏の訴える「若者が活躍できる社会」とのメッセージは、自民党の刷新を求める一部の議員や党員に響く可能性がある。
ただし、党内の一部では小泉氏を推す動きが「人気頼みのポピュリズム外交型リーダー」を生みかねないとの警戒もある。海外援助においても国益を明確に説明できるかが問われ、世代交代だけで党を立て直せるわけではないという冷静な見方もある。
いずれにしても、今回の総裁選は自民党が「泥舟政権」との批判を払拭できるかどうかの試金石となる。小泉氏と三原氏の連携は、党内の若手や地方組織に影響を及ぼし、選挙戦全体の流れを左右する可能性が高い。