2025-06-04 コメント投稿する ▼
白石たみお都議「裏金は合法の中で行われていた」政治資金パーティー禁止の必要性を都議会で主張
白石たみお都議「裏金づくりは合法の枠内で組織的に行われていた」 都議会で政治資金パーティー禁止訴え
東京都議会の政治倫理条例検討委員会が6月3日と4日に開かれ、日本共産党の白石たみお都議が、都議会自民党の裏金問題を「合法の枠組みを悪用した組織的な行為」だと厳しく批判し、政治資金パーティーの自主的禁止を求める条例案の必要性を力強く訴えた。
「資料は出さず、記録はある」とする矛盾に言及
白石都議は発言の中で、都議会自民党が裏金問題について「入出金を記録している」と主張しながらも、資料の提出を拒み続けている現状を強く非難。「パーティーという合法的な仕組みの中で、裏金づくりが組織的に行われてきた。真相解明の意思があるとは到底思えない」と述べ、情報開示の不透明さを問題視した。
共産・立民・ミライ会議が条例案を共同提出
白石氏が所属する日本共産党を含む3会派(共産、立憲民主、ミライ会議)は、政治資金パーティーを自主的に禁止する新たな政治資金倫理条例案を提出。条例案の前文では、都議会自民党の不適切な資金処理や当時の議長の辞職に触れ、「都民の信頼が大きく損なわれた」ことを明記している。
条例案には、政治団体によるパーティー開催の自主的禁止だけでなく、議員任期中(4年)に最低1回の見直しを義務付ける条項も盛り込まれている。
他会派は歯切れ悪く 焦点そらしも
一方、都民ファーストの会や公明党は、共産ら3会派が提出した条例案に対し「パーティーは法律で認められている」として、禁止には消極的な姿勢を示した。また、「ハラスメント禁止規定が含まれていない」ことを理由に議論をそらす場面も見られた。
これに対して白石氏は「今問われているのは裏金問題だ。まずは都民の信頼を回復するための明確な措置が必要だ」と反論。立憲民主党の議員も「真相が解明されない以上、パーティー自体をやめるしかない」と後押しした。
都民の信頼回復は“禁止”から始まる
白石都議は「パーティーの開催自体をやめることで、裏金の温床を断つことができる」と強調し、政治倫理の確立には“合法だからOK”では済まされないとする姿勢を明確にした。
今後、都議会でこの条例案がどのように扱われるかは、都民の政治への信頼回復に直結する重大な問題だ。白石氏のように正面から向き合う姿勢が、議会全体に広がるかが注目されている。
SNSの反応
「白石さん、よく言ってくれた!正論すぎる」
「合法でも不正は不正。こういう指摘は必要」
「都民ファースト、論点ずらしすぎでしょ…」
「資料も出さずに『記録してます』は無理がある」
「裏金根絶には禁止しかない。その通り」