2025-04-25 コメント投稿する ▼
江東区都議選2025:大つきかおり氏が区政の実績を武器に都政へ挑戦、政治刷新が争点に
都議選2025 江東区
江東区(定数4)の東京都議会議員選挙は激戦が予想されている。現職・新人・元職を含む7人が立候補を予定し、各候補者は選挙戦に向けた活動を活発化させている。
大つきかおり氏、区政で培った実績を武器に都政へ
日本共産党の大つきかおり氏(57)は、江東区議を8期30年にわたり務めた経験をもつベテラン。今回、勇退するあぜ上三和子都議の後継として都議会に挑む。
区議時代には、不正や汚職に対する厳しい姿勢で知られた。議員と区幹部職員による飲食費の廃止や、委員会出席時の手当廃止を実現。また、2024年には公選法違反で有罪が確定した柿沢未途元衆院議員から現金を受け取った自民党区議3人への辞職勧告決議案を提出し、議会で可決させた。これにより、共産党の提案に自民・公明も賛成せざるを得ない状況が生まれた。
さらに、大つき氏は子どもの給食費無償化や、公有地を活用した認可保育園や特別養護老人ホームの増設にも尽力。小堤東・党江東地区委員長は「実績は十分だが、知名度が課題」と語り、さらなる支持拡大に向けた取り組みを強調している。
汚職事件相次ぐ江東区、政治刷新が争点
江東区ではこの5年間で、木村弥生前区長をはじめとする自民党の政治家8人が政治とカネを巡る問題で逮捕・起訴され、次々と有罪判決を受けた。こうした背景から、有権者の間で政治不信が広がり、「クリーンな政治」を求める声が強まっている。
大つき氏は「市民は物価高騰で暮らしが厳しくなっているのに、裏金づくりや巨大噴水などの税金の無駄遣いは許せません。都議会でも古い政治をビシッと改革したい」と決意を語っている。
各候補者の動向と選挙戦の構図
江東区の定数4をめぐり、以下の候補者が立候補を予定している:
* 細田いさむ氏(公明党・現職)
* 白戸太朗氏(都民ファーストの会・現職)
* やまざき一輝氏(無所属・元自民党都議)
* 高橋たくみ氏(国民民主党・新人)
* 千葉さきえ氏(立憲民主党・新人)
* さんのへあや氏(無所属・現職)
* 大つきかおり氏(日本共産党・新人)
やまざき氏は、裏金問題で自民党公認を見送られたが、自民党江東総支部長としての立場は維持している。国民民主の高橋氏は、木村前区長の親族で、地域に強固な地盤を持つ。
市民との対話重視で支持拡大を狙う
大つき氏は昨年9月から、党員や読者、後援会員を積極的に訪問し、約5500軒を回り、3000人と直接対話を重ねてきた。暮らしのアンケートには1600人が回答し、市民の声を政策に反映する姿勢を見せている。
また、UR団地の建て替え問題では、対象の991世帯を訪問し、家賃の引き上げへの不安など市民の声を収集。吉良よし子参院議員とともに、国土交通省やUR都市機構に改善を要請した。
スーパー前ではシールアンケートを実施し、「コメが高い」「給料をもっと上げてほしい」「制服が高い」など、市民の声を拾い上げている。
* 江東区(定数4)の都議選は、現職・新人・元職の7人が立候補を予定し、激戦が予想される。
* 大つきかおり氏は、区政での実績をもとに都議会進出を目指す。
* 江東区では、政治とカネを巡る汚職問題が相次ぎ、政治刷新が争点となっている。
* 大つき氏は、市民との対話を重視し、政策に反映させる活動を展開。
都議選2025江東区は、政治刷新を求める市民の声がどこまで反映されるか注目される。