2025-07-05 コメント投稿する ▼
「消費税下げて」が高校生の本音 埼玉・伊藤岳氏が川口でロングラン宣伝 暮らしの声と差別なき社会を訴え
「消費税がつらい」若者たちの切実な声
埼玉選挙区で再選を目指す日本共産党の伊藤岳候補が5日、JR川口駅東口で長時間にわたり街頭宣伝を行い、市民と直接対話した。シールアンケートでは、消費税減税、賃金アップ、労働時間短縮、学費の負担軽減など、生活に直結するテーマが並び、多くの市民が足を止めた。
なかでも「消費税を下げてほしい」との声が目立った。高校生3人組が「授業料が高い。消費税が下がれば助かる」と語りながらシールを貼る姿に、伊藤氏は「若い世代もこんなに切実に声を上げている」と語った。
「高校生がシール貼ってた…もう当事者なんだよね」
「“消費税つらい”が若者から出てくる時点で終わってる」
「アンケートとか地味だけど、一番信頼できる活動」
「話しかけやすい雰囲気、いい意味で政治が身近だった」
「シールアンケート見たら“消費税”で埋まってた」
「一億円の壁」と大企業優遇をただす
伊藤氏は演説で、消費税減税の必要性についてこう語った。「国民には10%の消費税を押しつけながら、大企業には年間11兆円もの減税を続けている。さらに、年収1億円を超えると税率が下がる“一億円の壁”まである。これを見直せば、財源は必ず生まれます」。
一部の富裕層や大企業だけが優遇され、庶民が重税にあえいでいる今の構図を変える必要があると訴え、「税の公平性を取り戻すことで、社会の格差と不満は必ず和らぐ」と語った。
排外主義にNOを 差別のない社会へ
伊藤氏は、特定の政党や政治家が外国人への攻撃を強めている現状にも警鐘を鳴らした。「生活が苦しいのは外国人のせいではない。原因は明らかに、長年続いた自民党政治にある」と述べ、「ヘイトや排外主義で問題をすり替えるのは、政治の責任放棄だ」と断じた。
応援に駆けつけた米山功治さんも「川口の街では、外国人に対する差別的な言動が横行している」と指摘。「外国人は日本人がやりたがらない仕事を支え、きちんと税金も納めている。人間ファーストでなければ、社会は崩れる」と訴えた。
「川口のヘイト、ほんと日常レベルである」
「“外国人が悪い”って言う政治家、恥ずかしい」
「日本人ファースト?それって弱者切り捨て宣言では」
「外国人を排除したら、誰が介護や清掃やってくれるの?」
「“人権ファースト”って当たり前のことが当たり前じゃない今こそ響く」
政治は暮らしと人権のためにある
伊藤氏の訴えは、「政治とは何か」をあらためて市民に問いかけた。人々の声を聞き、暮らしを立て直し、差別のない社会をつくること。それは政党のイデオロギー以前に、政治の本質そのものである。
消費税減税、賃金の引き上げ、学費軽減といった現実的な要求の中に、生活者の「生きるための願い」が詰まっている。そこに正面から向き合う姿勢を持つ候補がいるかどうか――それを見極める選挙が、いま進行している。