2025-03-13 コメント投稿する ▼
視覚障害者のマイナ保険証利用に関する問題提起 伊藤議員が政府の方針を批判
■ 視覚障害者からの声
伊藤議員は、視覚障害者から以下のような意見が寄せられていると報告した。
- 「顔認証と言われても、顔をどこに向ければよいかわからない」
- 「暗証番号の入力ができない」
- 「健常者とは異なり、差別的な扱いを受けていると感じる」
これらの声を受け、伊藤議員は「当事者の意見は聞いたのか」と政府に問いただした。
■ 政府の認識と対応
これに対し、吉田真次厚生労働政務官は、視覚障害者や高齢者がマイナカード取得に困難を抱えているとの意見や、医療機関での本人確認において暗証番号入力以外の方法を求める声があることを認めた。そして、「必要な保険診療を受けられる環境整備に取り組みたい」と述べた。
■ 保険証廃止に対する批判
さらに、伊藤議員は視覚障害者からの「なぜ保険証を廃止するのか。従来の保険証では人権侵害を感じたことはなかった」との声を紹介し、保険証廃止の方針を見直すべきだと強調した。
■ 閣僚間の合意と責任追及
伊藤議員は、従来の保険証廃止とマイナ保険証への一本化という方針変更について、関係閣僚が合意した経緯を問いただし、人権侵害につながる事態を招いた責任を追及した。これに対し、村上誠一郎総務相は、前総務相が発言したかどうかは確認できないと答弁した。