約2万件の公金口座を誤停止 デジタル庁が謝罪と再開手続きへ 信用金庫の情報に誤り

0 件のGood
0 件のBad

約2万件の公金口座を誤停止 デジタル庁が謝罪と再開手続きへ 信用金庫の情報に誤り

デジタル庁は17日、年金や児童手当などの公的給付を受け取るために登録された「公金受取口座」のうち、約2万件を誤って利用停止にしていたことを明らかにした。金融機関から提供された情報に誤りがあったことが原因で、実際には利用可能な口座まで停止対象に含まれていたという。

問題が発生したのは、全国の信用金庫が加盟する「しんきん共同センター」から提供された口座情報。デジタル庁は今月11日、この情報をもとに「該当口座はすでに解約されている」と判断し、約2万件に対し「登録が無効になっています」と通知を出していた。

ところが、通知後の調査で、この中に現在も利用中の口座が多数含まれていたことが発覚した。センター側のデータに誤りがあったという。デジタル庁は、誤って停止された口座の持ち主一人ひとりに連絡を取り、利用再開に向けた手続きを進めている。

制度への信頼が揺らぐ事態


今回の件で改めて問われているのは、マイナンバー制度の信頼性だ。公金受取口座は、マイナポータルなどを通じて任意で登録する仕組みだが、年金や児童手当、給付金などの受け取りに直結するため、制度の不備は生活への影響も大きい。

デジタル庁は「金融機関との情報連携の在り方を見直し、同様のミスが起きないよう再発防止策を講じる」としている。また、他の金融機関に対しても今回の事例を共有し、口座情報の取り扱いに慎重を期すよう求める方針だ。

今後の対応


現在、誤って利用停止となった口座については、再登録の手続きを進めるよう個別に案内を開始。すでに別の口座を登録している人については、新たな手続きは不要だが、確認の連絡は行われている。

問い合わせ対応のため、マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)も開設されており、利用者からの相談に応じている。

今回のトラブルは、システムそのものの問題ではなく、人為的なミスに起因しているとはいえ、国のデジタル政策への不信感を招く形となった。今後の制度運用では、より一層の正確性と丁寧な対応が求められる。

コメント投稿する

2025-04-17 19:20:35(藤田)

0 件のGood
0 件のBad

上記の平将明の活動をどう思いますか?

コメント投稿

コメントを投稿することができます。管理者の確認後公開されます。誹謗中傷・公序良俗に反する投稿は削除されます。

※サイト運営スタッフにより内容が確認後公開されます。24時間以内に確認されます。

GOOD/BAD評価

人気のある活動報告

7日間でコメント投稿数が多かった活動報告

オススメ書籍

SNS時代の戦略兵器 陰謀論 民主主義をむしばむ認知戦の脅威

SNS時代の戦略兵器 陰謀論 民主主義をむしばむ認知戦の脅威

リベラルという病

リベラルという病

新訂版】図解国会の楽しい見方

新訂版】図解国会の楽しい見方

今さら聞けない! 政治のキホンが2時間で全部頭に入る

今さら聞けない! 政治のキホンが2時間で全部頭に入る

平将明

新着記事

検索

政治家の名前検索、公約の検索が行えます。

ランキング

政治家や公約の各種ランキングを見ることができます。

ランダム評価

公約・政策がランダム表示され評価することができます。

選挙情報

今からの選挙・過去の選挙結果などが確認できます。

アンケート

当サイトで行っているアンケート・投票にご協力ください。

「先生の通信簿」は、議員や首長など政治家の公約・政策を「みんなで」まとめるサイトです。また、公約・政策に対しては、進捗度・達成度などを含めたご意見・評価を投稿することができます。

政治家や議員の方は、公約・政策を登録し有権者にアピールすることができます。また、日頃の活動報告も登録することができます。

選挙の際に各政治家の公約達成度や実行力など参考になれば幸いです。

※この情報は当サイトのユーザーによって書き込まれた内容になります。正確で詳しい情報は各政治家・政党のサイトなどでご確認ください。

X (Twitter)

標準偏差:20.83