2025-03-24 コメント: 1件 ▼
マイナ免許証で不具合発生 神奈川など複数県で一時手続き停止
不具合の詳細と原因
不具合は、運転免許センターから県内の各端末に配信されたプログラムに問題があったと見られている。具体的には、住所変更に関するマイナンバーのパスワード入力画面で入力ができない状態が発生した。この問題により、マイナ免許証の一部手続きが一時的に停止されたが、免許の更新手続きには影響はなかった。
他県での類似事例
同日、岩手県でも午前11時頃から4か所ある運転免許センターのうち2か所でシステム障害が発生し、復旧の見込みが立っていない状況が報告された。また、愛知県でも「マイナ免許証」の発行業務を行う14の警察署で同様のトラブルが発生したが、現在は不具合が解消されている。
マイナ免許証の概要と利点
マイナ免許証は、マイナンバーカードと運転免許証を一体化させたもので、2025年3月24日から申請受付が開始された。この一体化により、以下の利点が期待されている。
- 住所変更ワンストップサービス:
市区町村の窓口でマイナンバーカードの氏名、生年月日、住所を変更すると、運転免許センター等での免許証の記載事項変更届出が不要となる。
- マイナポータルとの連携:
マイナポータルで「免許情報の確認」、「本籍のオンライン変更」、「オンライン講習の受講」などの免許関係サービスが利用可能となる。
今後の対応と注意点
警察庁は、「引き続き各都道府県警と連携し、システム上の不具合の解消を速やかに進め、マイナ免許証の円滑な運用に努める」としている。
マイナ免許証の利用を検討している方は、事前にマイナンバーカードの有効性を確認し、必要な手続きを行うことが推奨される。また、システムの安定性が確保されるまでの間、手続きの際には最新の情報を確認することが重要である。