2025-10-07 コメント投稿する ▼
平将明デジタル相「全く事実誤認、反省したい」 麻生副総裁発言で釈明、党内に波紋
平将明デジタル相は7日の記者会見で、麻生太郎副総裁に関して「以前ほど影響力があるように思えない」と述べた自身の発言について、「結果として全くの事実誤認だった。 平氏は3日の会見で、麻生副総裁の党内での影響力について「以前ほどではない」と発言。 平氏は7日の会見でこう述べ、麻生氏や党関係者に対し「誤解を招いたことをお詫びしたい」と頭を下げた。
平将明デジタル相「全く事実誤認、反省したい」 麻生副総裁の影響力発言で釈明
平将明デジタル相は7日の記者会見で、麻生太郎副総裁に関して「以前ほど影響力があるように思えない」と述べた自身の発言について、「結果として全くの事実誤認だった。一政治家として反省したい」と釈明した。平氏の発言は自民党内外で波紋を呼び、SNS上でも「大炎上」となっていた。
発言の経緯と背景
平氏は3日の会見で、麻生副総裁の党内での影響力について「以前ほどではない」と発言。しかし、4日に行われた自民党総裁選の決選投票では、麻生氏が「党員票最多の候補を支持すべきだ」と周囲に伝えたとされ、高市早苗氏の逆転勝利に大きな影響を及ぼしたとみられている。
この展開を受け、平氏の見解は「現実と逆の評価」として批判を集めた。発言後、SNS上では「麻生氏を軽視した」「若手の慢心だ」といった意見が相次ぎ、政治系メディアでも発言の是非が取り上げられた。
「完全に読み違えだった」
「結果を見て、自分の認識が浅かったと痛感している」
「派閥解消の流れを前提に語ったが、言葉が足りなかった」
「麻生副総裁への敬意を欠く意図は全くない」
「高市総裁のもとで一致団結したい」
平氏は7日の会見でこう述べ、麻生氏や党関係者に対し「誤解を招いたことをお詫びしたい」と頭を下げた。
自民党内の反応と影響
党内では、平氏の発言を「若手による不用意な自己主張」と見る声がある一方、「率直な問題提起だった」と理解を示す議員もいる。ある中堅議員は、「麻生氏が依然として党内で強い求心力を持つことが示された」と話す。
また、今回の件を受けて、麻生氏の「院政」的な立場や、若手・中堅世代との関係性が改めて注目されている。高市新総裁が掲げる「派閥解消」方針の中で、麻生氏の存在をどう位置づけるかが今後の焦点になる。
平氏と麻生氏の関係
平氏は日本青年会議所(JC)出身であり、政界入り前から麻生氏と接点があった。かつてJCの会頭選で「麻生先輩の影響力を現役JCから排除する」と宣言して立候補した経緯があり、以来、麻生氏の政治スタンスに対しては一定の距離を置いてきた。
ただ、今回の釈明では「過去の因縁に関係なく、党の一員として協調したい」と述べ、個人的な対立を否定した。
今後の展望と党内バランス
今回の発言騒動は、総裁選後の党内再編が進む中で、若手政治家の発言がいかに即時的な反応を呼ぶかを浮き彫りにした。SNS時代における政治発信のリスク管理が問われる一件でもある。
平氏は「今後は事実確認と発信の在り方をより慎重に考えたい」と述べ、デジタル相としての立場からも「情報発信の透明性と責任の両立」を意識する姿勢を示した。
一方で、麻生氏の党内影響力が再確認された形となり、今後の政局においても副総裁としての存在感が引き続き注目される見通しだ。