陸上自衛隊、国内初の地対艦ミサイル実射訓練を北海道で実施へ 88式地対艦誘導弾で防衛力強化

2025-05-13 コメント投稿する

陸上自衛隊、国内初の地対艦ミサイル実射訓練を北海道で実施へ 88式地対艦誘導弾で防衛力強化

国内初の地対艦ミサイル実射訓練、北海道で実施へ


陸上自衛隊は、6月下旬に北海道新ひだか町の静内対空射撃場で、地対艦ミサイル「88式地対艦誘導弾」の実射訓練を初めて国内で実施することを発表した。これまで同ミサイルの訓練は米国など海外で行われてきたが、国内での本格的な実射訓練は初めてだ。

訓練は6月24日から29日の間に行われ、爆薬を搭載しない演習弾2発を、射撃場から南西方向の半径約40キロの海域に向けて発射する計画だ。標的は洋上に浮かぶ無人の標的船で、ミサイルは標的に接近すると出力を停止し、そのまま海に落下するよう設計されている。使用される燃料はごく少量で、周囲の海域に対する汚染のリスクはほとんどないと説明されている。

訓練の背景:国内訓練の必要性


これまで、陸上自衛隊の地対艦ミサイルは射程が長く、広大な訓練場が必要なため、主に米国で訓練が行われてきた。しかし、近年は中国の海洋進出が活発化しており、日本周辺の海域での防衛力強化が求められている。今回の訓練も、国内での即応性向上を図り、自衛隊の実戦的な対応力を強化する狙いがある。

88式地対艦ミサイルは射程約100キロメートルを誇り、海上の敵艦を高精度で攻撃できる装備だ。今回の訓練を通じて、実戦さながらの状況下で運用ノウハウを磨くことが期待される。

安全対策と地域への配慮


訓練に際しては、地元自治体や漁業関係者に事前に説明が行われ、海域周辺では安全確保のための監視体制も整えられる。また、万が一に備えた救難体制も構築されており、地域への影響を最小限に抑えるための準備が進んでいる。

防衛省は、今回の訓練があくまで演習弾によるもので、実弾の使用はないことを強調している。訓練水域も厳重に監視され、海上交通への影響も最小限に留められる見通しだ。

ネットユーザーの反応


この発表に対し、ネット上ではさまざまな意見が飛び交っている。

「国内での実射訓練は必要だ。いざという時に備えられる。」
「安全対策がしっかりしているなら問題ない。」
「周辺住民への配慮はしっかりお願いしたい。」
「自衛隊の訓練を批判する人もいるが、現実を見てほしい。」
「中国の動きに対抗するためにも国内訓練は重要。」


一部には「日本を戦場にするのか」という懸念の声もあるが、支持する意見が多く見られる。地対艦ミサイルの国内訓練は、地域住民の理解と安全確保を前提に、今後も継続的に行われる可能性がある。

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2025-05-14 13:10:27(キッシー)

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