2025-04-15 コメント投稿する ▼
【日本艦艇が中国主導の軍港に初寄港へ】リアム基地訪問で日本が牽制狙う動き鮮明に
中国の影響力拡大と米国の懸念
リアム海軍基地は、南シナ海に面した戦略的要衝に位置し、中国が2019年から拡張工事を支援してきた。2023年12月以降、中国海軍の艦艇がローテーションで停泊しており、米国は同基地が中国軍の国外拠点となることを懸念している。中国とカンボジアの両軍は、共同支援・訓練センターを設置し、合同訓練やテロ対策、人道支援活動の拠点として活用する計画である。
カンボジア政府の対応と日本の寄港
カンボジアのフン・マネット首相は、リアム基地が「どの国でも利用可能」であると強調し、外国軍の駐留は憲法で認められていないと述べている。また、基地の最初の寄港先として日本の海上自衛隊を選んだ背景には、外交上のバランスを取る狙いがあるとみられる。
地域安全保障への影響
日本の海上自衛隊によるリアム基地への寄港は、地域の安全保障環境において重要な意味を持つ。中国の影響力拡大に対抗し、東南アジア諸国との連携を強化することで、自由で開かれたインド太平洋の実現を目指す日本の姿勢が示されている。
- 海上自衛隊の艦艇が4月19日から22日にリアム海軍基地に寄港予定。
- リアム基地は中国の支援で拡張工事が完了し、5日に開所式が行われた。
- 中国とカンボジアの両軍は、共同支援・訓練センターを設置し、合同訓練やテロ対策、人道支援活動の拠点として活用する計画。
- 米国は同基地が中国軍の国外拠点となることを懸念している。
- カンボジア政府は、基地が「どの国でも利用可能」であると強調し、最初の寄港先として日本の海上自衛隊を選んだ。
- 日本の寄港は、中国の影響力拡大を牽制し、地域の安全保障環境において重要な意味を持つ。