2025-04-10 コメント投稿する ▼
フィリピン士官候補生が防衛大学校へ 日比の絆が新たなステージへ
士官候補生たちの門出 防衛大学での学びに期待
日本へ留学する士官候補生たちは、フィリピン国防軍の駐在官事務所に所属するトレンティーノ海軍大佐の指導のもと、東京で任命式に臨んだ。大使館は「彼らは誠実さ、勇気、忠誠心という価値観を胸に、日本での訓練に励む」とエールを送っている。
防衛大学校の国際的な人材育成
日本の防衛大学校は、アジア各国を中心に多くの外国人留学生を受け入れており、すでに100人近くの留学生が在籍している。フィリピンに加え、カンボジアやタイ、インドネシア、韓国などからも学生が集い、初年度に日本語を学んだのち、日本人学生とともに4年間の専門課程を履修する。
日比の防衛関係が深化
今年2月には、フィリピンのテオドロ国防長官が来日し、日本政府と今後の防衛協力について意見交換を行った。人材育成の分野も議題となり、今回の士官候補生の受け入れは、その合意を具体化する形となる。
先輩たちの軌跡が道をつくる
防衛大学校で学び、昨年卒業したフィリピン人留学生たちは、文化や言葉の壁を乗り越えて成果を挙げ、自国の軍に戻って活躍している。彼らの存在は、両国間の信頼と協力の象徴ともいえる。
- フィリピン士官学校から選抜された学生が日本の防衛大学校へ進学
- フィリピン海軍の駐在官とともに任命式に出席
- 日本の防衛大学校はアジア諸国から多くの留学生を受け入れている
- 両国の防衛協力の一環として、人材育成が重視されている
- 過去の卒業生が日比の架け橋として活躍中
士官候補生たちはこれから、防衛という厳しい世界の中で、国境を越えた友情と連携を学ぶ。日本とフィリピンの未来を担う新たな人材の挑戦が、静かに、しかし確かな一歩を踏み出した。