陸上自衛隊、初の自爆型攻撃用無人機導入へ 32億円の予算計上

2025-04-02 コメント投稿する

陸上自衛隊、初の自爆型攻撃用無人機導入へ 32億円の予算計上

防衛省は、攻撃用として自爆型の小型無人機を陸上自衛隊に導入することを決定した。この無人機は、爆弾を搭載して敵の目標に突入し、自爆するタイプのもので、陸自にとっては初めての攻撃用無人機の導入となる。2026年度には約310機の調達が見込まれ、2025年度の予算案には関連費用として32億円が計上されている。

自爆型無人機導入の背景


これまで陸上自衛隊は、偵察用の無人機を運用していたが、攻撃を目的とした無人機の導入は初めてのことだ。主な目的は、特に島嶼部における敵の侵攻に対応するためであり、この無人機を使って迅速に敵の歩兵や車両を攻撃することを想定している。自衛隊の戦力を強化するため、無人機の技術は今後ますます重要な役割を果たすと見込まれている。

導入される無人機のタイプ


導入される無人機は、サイズや航続距離、攻撃対象に応じて3つの異なるタイプが選ばれる予定だ。最初に導入されるのは、比較的小型で携帯可能なタイプで、隊員が複数の無人機を同時に操縦できる運用方法も考えられている。敵の歩兵部隊やトラックなどをターゲットにした自爆攻撃を行うことが想定されており、陸自の新たな戦力として大きな期待がかかっている。

調達計画と選定プロセス


2026年度に導入される予定の無人機は、これまでにイスラエル、オーストラリア、スペインなどで試験が行われており、その性能や信頼性が評価されてきた。今後の選定は競争入札で行われ、最新技術に基づいた無人機が採用される予定だ。また、第二弾以降には、軽装甲車両や舟艇に対する攻撃を想定した大型の無人機の導入も検討されている。

無人機技術の進化と課題


無人機技術は急速に進化しており、陸上自衛隊の攻撃型無人機もその一環として導入される。これらの無人機は、長期間の連続運用が可能で、人的被害を抑えることができるという利点がある。しかし、その一方で、無人機を使った攻撃が「ゲーム感覚」で行われる可能性があり、兵士の心理的な抵抗感を薄れさせる恐れもあるとの指摘もある。人命を奪うことに対するためらいが薄れることが懸念されているのは、無人機による攻撃がますます増える中で避けて通れない課題だ。

無人機導入に伴う防衛戦略の変化


無人機の導入は、単なる装備の追加にとどまらず、部隊の運用方法や戦術そのものを変革する可能性を秘めている。防衛省は、今後5年間で無人機をはじめとする「無人アセット」の配備を進め、AIや有人装備との連携を強化していく方針だ。国家防衛戦略では、「無人アセット」が戦闘のスタイルを根本的に変える「ゲームチェンジャー」として位置づけられており、無人機導入はその重要な一環を成す。

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2025-04-02 17:42:45(うみ)

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