2025-01-16 コメント投稿する ▼
中谷防衛大臣、イギリス空母への自衛隊「武器等防護」適用を検討
「武器等防護」とは
「武器等防護」は、自衛隊法に基づき、自衛隊が武器を使用して海外の艦艇や航空機などを守る任務です。これまで、アメリカとオーストラリアの艦艇に対して適用されてきました。イギリスが加われば、3か国目の適用となります。
日英防衛相会談の概要
会談では、以下の点が確認されました。
安全保障の連携強化: 日英両国は、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障が不可分であるとの認識を共有し、連携を一層深めていくことで一致しました。
イギリスのインド太平洋地域へのコミットメント: イギリス海軍の空母打撃群が年内に日本を含むインド太平洋地域へ派遣されることを歓迎し、英国によるインド太平洋地域に対する継続的なコミットメントを支持しました。
防衛装備・技術協力の進展: グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)の政府間機関設立を歓迎し、日英防衛装備・技術協力の進展について意見交換を行いました。
AUKUS第2の柱の協力: 同盟国・同志国間の連携を先進技術面から支える重要性を確認し、具体的な協力について引き続き議論していくことで一致しました。
中谷防衛大臣は、イギリス海軍の空母打撃群への「武器等防護」の適用を検討しており、適用されれば、ヨーロッパの国に対しては初めてとなります。これにより、日英間の安全保障協力が一層強化されると期待されています。