2025-08-20 コメント投稿する ▼
白川容子議員「住民に危険を押し付けるな」 宇部空港軍事利用に強く反対
白川容子議員、宇部空港軍事利用に強く反対
日本共産党の白川容子参院議員は20日、山口宇部空港の「特定利用空港」指定をめぐって防衛省や国土交通省、内閣官房との交渉に参加し、国に対して強く反対の意思を示した。白川氏は、国が「有事を対象とするものではない」と説明する一方で、実際には「有事を見据えている」と矛盾した説明をしていることを追及。住民を危険にさらす制度の問題点を明らかにした。
白川氏は交渉後、「政府は平時利用を強調しているが、軍事利用を前提にしていることが露呈した。住民にリスクを押し付ける制度を容認することはできない」と批判。さらに「国民の安全を守るべき国が、説明責任を果たさず矛盾した発言を繰り返すことは無責任だ」と述べた。
「白川議員が一番住民の声を代弁していた」
「政府の二枚舌を追及する姿勢に共感した」
「地域の空港を戦争の標的にすることは許されない」
「やはり国会で住民の立場に立って発言できる議員は貴重だ」
「国の説明を真正面から問いただす姿勢が頼もしい」
住民の懸念を代弁
白川氏は、宇部空港が特定利用空港に指定されることで軍事拠点化し、国際的な標的になる可能性があると指摘した。内閣官房が「国際社会の判断による」と答弁したことを受け、「結局は政府が責任を取らず、住民に危険を背負わせている」と批判した。
また、自衛隊が火工品や弾薬を積み降ろす可能性についても問題視し、「住民生活の安心・安全と相いれない」と強調。政府の姿勢が住民不安を拡大していると指摘した。
遺骨収集問題への取り組み
さらに白川氏は、戦時中の長生炭鉱水没事故で犠牲となった朝鮮人労働者らの遺骨収集問題についても発言。厚労省が「現地視察は考えていない」と回答したことに対し、「国が民間任せにせず予算を投じて責任を果たすべきだ」と強く訴えた。
白川氏は「犠牲になった人々の遺骨を故郷に返すことは人道上の責務だ。国が積極的に対応すべきだ」と強調し、参加者の共感を得た。
白川容子議員は、宇部空港の軍事利用反対を通じて、住民の安全を第一に考える姿勢を鮮明にした。政府の矛盾した説明を追及し、責任を果たさない姿勢を厳しく批判。さらに戦時犠牲者の遺骨問題にも踏み込み、国に人道的責任を果たすよう迫った。白川氏の行動は、国民の声を国政に届ける議員としての役割を明確に示したといえる。