2025-04-24 コメント投稿する ▼
白川よう子氏「米価高騰は農政の失敗」 福岡で生活苦の声聞き取り 消費税減税・介護支援も訴え
「お米が宝石のよう」高騰する米価に市民の悲鳴
日本共産党の白川よう子参院比例予定候補が4月24日、福岡県宗像市を訪れ、市民の暮らしぶりや困りごとを直接聞き取った。同行した川内亮市議や党支部員とともに、赤旗読者や支持者の家庭を一軒一軒まわり、生活に関する多様な声が寄せられた。
なかでも目立ったのは、食料品、特に米の価格高騰への不安の声だ。元大学講師の男性は「米はあるのか、足りないのか。本当のところはどうなんでしょう」と疑問を投げかけた。白川氏は、「自民党政権は長年、農家の減反を進め、生産量を減らしてきた。これが今の米不足と価格高騰を招いた一因です」と説明。「国が不足を認めて初めて、必要な対策が打てる」と訴えた。男性は、「農家の収入を補償して、米の値段を下げるべきだ」と強調し、両者の意見は一致した。
さらに白川氏が「消費税を下げるのが、いまの物価高対策として一番効く」と話すと、男性は「廃止するまで頑張ってください」と背中を押した。
別の訪問先では、日曜版の読者である女性が「お米が宝石のように感じるほど高くなった。でも、どこに文句を言っていいかわからない」とため息をもらした。白川氏は「アメリカからの圧力で市場開放を進めるのではなく、日本の農業を守ることが大事だ」と応じると、女性は「そうそう、それよ」と強くうなずいた。
また、要介護4の妻を抱える男性も声を上げた。これまで施設に預けていたが、職員が足りず十分な介護が受けられないため、自宅で世話をする決意をしたという。白川氏は「医療や介護の現場を本気で支えるために、国会でも市政でも全力を尽くします」と誓い、男性の手をぎゅっと握った。
- 米価高騰により市民生活に大きな影響
- 白川氏は離農促進策を批判し、所得補償による価格安定を主張
- 「消費税減税こそが物価高への特効薬」と強調
- 介護施設の人手不足により在宅介護へ戻す家族も
- 「日本の農業と福祉を守る政治を」と有権者の期待
物価高や介護の問題は、政治の姿勢によって大きく左右される。市民のリアルな声に耳を傾け、具体的な政策として形にできるか。問われているのは、まさに政治の責任だ。