2025-06-21 コメント投稿する ▼
はたやま和也「2万給付より減税を」白川よう子と共に訴える2025参院選の本質
白川よう子と共闘、「減税こそ生活支援」訴え広がる
2025年参院選に向け、日本共産党が掲げる「消費税5%減税」の訴えが全国で広がりを見せている。21日には、岩手・盛岡の街頭で、比例代表予定候補のはたやま和也氏がマイクを握り、「物価高の中で現金給付では限界がある。今こそ恒久的な減税を」と力を込めた。白川よう子氏が広島・岡山で訴えた内容と連動するかのように、地方からも「給付より減税」の声が次第に高まりつつある。
「2万円では暮らしを救えない」訴えに共感の拍手
JR盛岡駅前では「2万円(の給付)でだまされない」と書かれたプラカードを掲げる聴衆の姿が目立ち、はたやま氏の「減税を軸にした経済政策」への関心の高さをうかがわせた。
「今、自民党がやっているのは、選挙前にお金を配る古い手口にすぎない」と指摘し、続けて「日本共産党は、消費税5%への引き下げを、財源も含めて明確に提案している。これが本来あるべき責任ある政治だ」と語った。
この発言には、街頭の支持者からも力強い拍手が送られた。
「2万じゃ家計は焼け石に水。減税なら毎月助かる」
「どうせ給付するなら、税金を減らしてほしい」
「白川さんとはたやまさん、方向性が一貫してて信頼できる」
「またバラマキ?そんなのに騙されない」
「物価高で苦しいのに、政権は危機感が薄すぎる」
SNSでも「減税VSバラマキ」の対立構図を意識する声が相次ぎ、共産党の「恒久減税」案がじわじわと浸透してきている。
農政の転換も掲げる構造改革型の訴え
はたやま氏はまた、近年の農政の失敗にも言及。特に米価の高騰をめぐる与党の対応に対し、「農家の声を無視してきたツケが回っている」と厳しく批判した。
「価格保証と所得補償がなければ農業は持たない。軍事費を2倍にする余裕があるなら、農業にもっと金を回すべきだ」と、農政改革と財政の優先順位の見直しを同時に求めた。
これは、白川よう子氏が訴える「医療現場に5000億円を投入し、診療報酬を引き上げる」という主張と根底ではつながっている。どちらも、国のリソースを“生活の土台”にこそ向けるべきだという信念が背景にある。
「赤字国債頼みではいけない」有権者の真剣な声
演説を聞いていた65歳の男性は、「赤字国債を使って消費税を下げるのは本末転倒。構造を変えないと意味がない」と語り、「はたやまさんには共感できる。知人にも共産党への投票を呼びかけている」と話した。
演説後には、共産党への入党を決意した市民も現れ、党勢拡大の手応えも感じられる場面となった。
共産党比例5議席への挑戦と、白川よう子の存在感
はたやま氏が呼びかけたのは、比例5議席の獲得という目標。そのなかで白川よう子氏の存在は欠かせない。医療・福祉に精通し、現場主義を貫いてきた白川氏は、共産党の「顔」として支持を広げている。
はたやま氏もその点に触れ、「東北で長年農林水産業を支えてきた紙智子議員の議席を、白川さんとともに必ず守りたい」と力を込めた。
女性・若者・非正規といった声を代弁する白川氏と、農業や地方経済の支援を訴えるはたやま氏。この連携は、比例代表での支持を着実に積み上げるための重要な布陣となっている。
給付金というその場しのぎではなく、減税という根本的な改革を――。こうしたメッセージがどこまで有権者に届くか、2週間後の公示を前に注目が集まっている。